ドン 宣誓 伊達男!!
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
こんにちは、海上レストラン『バラティエ』にて、現在食事中のモンキー・D・アモスです。
うまいです。 うますぎます。 ここの料理は滅茶苦茶うまいです。 一家に一人バラティエの料理人ってレベルです。
グラスにワインを注ぎながらマユジ君が色々と料理の説明をしてくれていますが、右から左です。 あと、マユジ君の鼻息が荒いです。
弟との感動の再開(漫画になれば読者が号泣すること間違いなしですね!!)により、紛れていましたが、私のお腹は一向一揆寸前だったのを思い出しました。
ただひたすらに目の前の料理をかき込んでいきます。 五人前程度私に掛かればすぐになくなるのだよ!!
……だが、
……しかし!!!
私は弟達と違って、頬を料理でパンパンにしたり、周りに撒き散らしたりは一切しない!!!
『姉ちゃんの食い方は絶対真似できない』と、弟達からは言われ続けております。 がっついたりせず、正しいテーブルマナーで食べているのに、ルフィより食事が早いですからね、私は。
そうして現在、追加で3人前を頼んだところなのですが、やっとお腹が反乱軍を一歩撤退させてくれました。 ふぅ、やばかった。 今回は真剣に間に合わないかと思った。
料理が来るのを待っているのは暇なので、ちょっと店内を見回していると、唐突に入口の扉が開けられ、顔色の悪い奴が飛び込んできた。
……誰あれ?
海賊らしいそいつ……ギンが言うには、『お腹がすいているので、ご飯を下さい』とのことらしい。 あれほど鬼気迫る表情だということは、お腹が一向一揆を起こしているに違いない。 間に合わなかったのだ……、ああはなりたくないものである。
なんだか知らないが店内の空気が悪い。
そのあと、ドンと呼ばれる多分、船長であろう男を連れてきたことにより、さらに店内の空気は悪くなる。 客の内の何人かは縋るような目でこっち(多分軍服だからだろう)を見てくる人もいる。
えぇ〜、あれだれぇ〜、有名な海賊なの? 全然見たことも聞いたこともないんだけど……。 えぇ〜と、イーストブルー出身の海賊さんなんだよね? ドン、ドン、ドンっと……。 あ、あった。 海賊艦隊【首領】『クリーク』さんか。
懸賞金少な!!! ドンとか呼ばれてる癖に2千万も行ってないよ……。 雑魚じゃん。 多分店中の人が全員でかかれば倒せるんじゃない? 今フラフラだし。
それに私まだ非番なんだよねぇ。 正義コート来てないし。
などとやってる内に、マユジ君が色々こそこそやってた。 ドンにご飯をあげてる。 店内に悲鳴が満ち、同僚に怒鳴られているが、自分の信念は貫き通すつもりみたいだ。
優しい子だねぇ。
手づかみでご飯を食べるドン。
き、汚
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ