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ワンピース -炎とゴムの姉は虫(バグ)-
ドン 宣誓 伊達男!!
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さにこのことやね。 ええもん見せてもらったわ。

 ミホークさんも満足して帰って行きました。

 で、あのクリークさん、なかなか鬱陶しい人ですね。 ちょっと潰しましょうか……。 なに? ルフィがぶっ(とば)すって? そうかね。 弟の活躍は、姉として取るわけには行くまいよ。

 じゃぁ、おねえちゃんはあの盾男でダメ男とか言ってるパールさんにします。 ん? 伊達男? どこにいるんですか?

「じゃ、とりあえずそこのダメ男さん。 ちょっくらぶっ(とば)しますから、おとなしくしていてくださいね」

 拳を硬く握り締めパールさんに近づく。

「伊・達・男だ!!! オホンッ、鉄壁、鉄壁。 そんな細腕で、このいぶし銀で伊達男、パールさんの鉄壁を打ち破れると? それはやめた方がいいですなお嬢さん。 私の鉄壁は軍船の砲弾すら防ぎますよ」

 余裕の表情で待ち受けるパールさん。 ただの鉄の板に守られているだけっていうのにすごい自信だ。

「鉄壁を打ち破れるか、ですか? はい、1発で仕留めます。 というより、鉄程度で誇られても困りますよ……」

 相手は完全に油断して、私が距離を詰めてもなにもしてこない。 海軍本部中将を舐めてないですかね?

「鉄腕……【拳骨(落ち着かない)乱舞(パンチ)】」

 パールさんの盾の中心に拳を叩き込む。 パールさんは避ける素振りも見せない。

 ドッ!! っと鈍い音が一度響く。

 本当に避けようともしなかった。 こっちとしては、技を何の抵抗もなくたたき込めたので万々歳であるが……。 もうすることはなくなったので、店側に戻る。 何が起きたのか、従業員側も海賊連中も一切分かっていない様子。 ルフィはこの技を知っているので、何やらニヤリとこちらに笑顔を向けてきた。 なるほど、あれをやろうというわけだ。

 店側に戻り、ルフィと頷き合う、

「なぁ、何がどうなってるんだ?」

 マユジ君が問いかけてくる。 あぁ、それはね?

「じゃ、ルフィ分かってるわね?」
「へへッ! 当たり前だろ」


「「そうそう、その打撃(パンチ)、跳ねるぜ」」

 ルフィと示し合わせたかのように、クルリとパールさんを振り返りながら、なぜかこの場に居る全員に聞こえる声で決め台詞。

 ドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!

 決め台詞を言い切ると同時に、地鳴りの様な鈍い音が連続して響き渡たる。

 ベコッ!!! と言う効果音と共にパールさんの盾が内側から拳の形で押し広げられていく。 それも無数に、前後関係なくである。 ついで、パールさんのご自慢の盾が、耐え切れなくなったかのように弾け飛び、パールさん自身も吹っ飛ぶ。 そのまま、海に落ちていくパール
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