狩りに行こうぜ!B
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いいVRMMO。リセットされない可能性が高い
現にシノンが弓で穿った穴は規定ダメージには届いてないにも関わらず、ふさがっていない
「じゃあ、全員置いてくれ。そうしたらシノンの弓で起爆する。シノン、爆弾は俺に渡して強撃ビンをつけておいてくれ」
「わかった」
全員の大樽爆弾Gがうずたかくリオレイア希少種の足のすぐ近くに積まれていく
少し離れたところではシノンが薄い赤色に染まった液体の入ったビンに矢の先のつけていた
「よし、シノン。矢を頼む。残りの面々は痺れ投げナイフの準備だ」
「眠りに麻痺って鬼畜だな、リン」
「本当にいい性格してるな」
「後で覚えてろよ、おまえら……。シノン!」
「うん、わかった」
シノンが放った矢は過たずに大樽爆弾Gの一つに直撃した。もちろん爆発。積まれていたすべての大樽爆弾Gが連鎖的に爆発した
「痺れ投げナイフだ!」
リンの掛け声で煙の中に見えるリオレイア希少種の影に向かって痺れ投げナイフをシノンを除く全員が一斉に投擲した
投擲にある程度慣れている三人が外すわけがなく、計三本の痺れ投げナイフがリオレイア希少種に突き刺さる
ナイフが突き刺ささった瞬間、リオレイア希少種の身体に電流が走ってるようなエフェクトが出た
「よし、チャンスだ」
「ぶった斬る」
リクヤとリョウコウ、リンはリオレイア希少種に駆け寄ると各自思い思いの攻撃を繰り出した
リョウコウの冷裂がリオレイア希少種の頭を殴り、リンの二刀流が足を傷つける。リクヤの双大剣が技名を叫ぶ度に光り輝き尻尾に刃がめり込んだ
翼膜へはシノンが強撃ビンで威力が底上げされた矢を容赦なく射ち込んだ
やがて麻痺が解けたリオレイア希少種は鬱陶しげに身体を震わせて一声天に向かって吠えると愚かなる襲撃者たちを一睨み
……しようとしたところで穴に落ちた
「うん、作戦は聞いたけど実際にやってみるとえげつないな……獅子戦吼!」
「まあ、モンハンだとはめ殺しってよくある話だけどよッ!」
「無駄口叩いてないでさっさと攻撃してくれッ!」
獅子の様な形の闘気をリオレイア希少種に打ち込みながら緊張感のカケラもない声でリクヤがぼやけと軽く苦笑いを浮かべつつも攻撃の手を弛めないリョウコウが応えた
その緊張感のなさにリンが二人を注意する
「いや……リンも集中しようよ……」
少し離れた位置で弓を射っていたためにシノンのその呟きは風に消えた
「さて、そろそろか」
「あいよ。俺とリクヤは少し離れればいいんだな?」
「さすがにここまでリアルだと普通にプチッと逝きそうだからな」
リン、リクヤ、リョウコウは攻撃の手を休めてリオレイア希少種から距離を取る
その直後、と
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