狩りに行こうぜ!B
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に見えない真空波が発生しリオレイア希少種の足に傷をつけた
そして、同時に一本の矢がリオレイア希少種の翼膜を貫いた
「ブレスくるぞ!」
「キャッ……」
首をもたげブレスの兆しを見せるリオレイア希少種に対し、リンはそう叫ぶとシノンを抱え斜線から離れた
その直後、リオレイア希少種の口から球状の炎の塊が発射された
「リン! 恥ずかしいから!」
「かわし切れたら放すからちょっと我慢しろ!」
リンはシノンを抱えたまま、もう一度横に跳んだ
リオレイア希少種のブレスは一番最初にシノンがいた場所に着弾すると、爆発し周辺を消し飛ばした
「ちっ、爆風か……。これはゲームになかった要素だなこれは……」
「リン! シノン! 大丈夫か?」
爆風に押されて着地時に体制を崩して地面に手をつくリン
そして、衝撃を受けたリンとシノンからタゲを取るようにリオレイア希少種の気を引こうと大きな声を出すリクヤ
狙いどおり、リオレイア希少種の狙いはシノンからリクヤに移った
「何とかな。しばらくの間頼む!」
「了解! 断空剣!」
リクヤは飛び上がると空中で一回転しながらリオレイア希少種に斬り付けた
ほとんどなんの抵抗もなく刃が肉にめり込むのを見てリクヤはわずかに口角をあげる
「テイルズ技なら弾かれない!」
「バカか! さっさと離れろ!」
「へっ?」
喜びのあまり軽くリクヤが気を緩めたその瞬間。リオレイア希少種の巨体が横倒しになった
「なんとか……間に合った」
リンに抱き抱えられながらもリオレイア希少種に弓を射ちこんだシノンはゆっくり息を吐いた
「はぁ……リクヤ。後でシノンに礼を言っとけよ」
「あ、ああ……わかった」
リクヤが空中に飛び上がった時、リオレイア希少種は一歩足を下げ頭をわずかに下に下げていた。これはサマーソルトの前モーションであり、シノンの弓による睡眠が入らなければリクヤはゴミの様に飛ばされていたということであった
「まあ、せっかくなので睡爆でもやろうか」
「睡爆ってなに?」
「睡爆ってのは寝ている相手に刺激的な目覚めを提供するモノだな。睡眠中は威力が二倍だが、攻撃すれば必ず起きるから最大攻撃力で吹き飛ばそうってのがコンセプトだ」
「なるほど……。それでどこに爆弾を置くの?」
「そうだな……セオリーは頭なんだが今回は……」
一瞬だけ視線を頭に向けるがすぐに移動させ、最終的に動きを止めた場所。そこは……
「足だ」
「なるほど……わかった」
二次元ゲームの時、足への蓄積ダメージは転ぶと同時にリセットされてしまった。しかもリセットされる度に耐久性が上がっていくシステムだった
しかし、今回はもう一つの現実と言って
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