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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 召喚士の軌跡
第17話 北へとレッツゴーですよ?
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。よろしいかな、ジン殿。」
「は、はい。承りました」
「さて、どこから話そうかのぉ…」
一息つく白夜叉
すると思い出したように話し始める
「ああ、そうだ。北のフロアマスターの一角が世代交代するというのはし知っておるか?」
「え?」
「急病で引退だとか。そのコミュニティは5桁・54545外門に本拠を構えるサラマンドラ――――それがマスターの一角だ。ところでおんしらフロアマスターについてどれくらい知っておる?」
「私は知らないわ」
「私も」
「ある程度は」
「階級支配者、フロアマスター。箱庭の秩序を守るためと下位のコミュニティの発展を促すための制度、そして、魔王と率先して戦う義務があり、その義務と引き換えに
階級支配者
(
フロアマスター
)
には様々な特権が与えられる。だろ?」
「う、うむ。その通りだ。よく知っておるな」
「まあな」
修也が少し自慢げに言う
「今回の一件はサラマンドラの世代交代が端を発しておる」
「サラマンドラが!?」
ジンが驚きの声を上げる
「あら、ジン君知ってるの?」
「はい、サラマンドラとは親交があったのですが頭首が変わるとは知りませんでした。後継は誰なんでしょうか?」
「おんしと同い年の末の娘のサンドラらしいぞ」
「さ、サンドラが!?彼女はまだ十一ですよ!?」
「あら、ジン君だって十一で私たちのリーダーじゃない。」
「そうですけど…」
「なんだ?御チビの恋人か?」
「ち、違います!失礼なことを言ううのはやめてください」
飛鳥と十六夜が茶化すと、ジンが怒鳴り返す
「実は今回の誕生祭なんだがサンドラのお披露目もかねておるんだ。しかし、サンドラがまだ幼いので共同で主催者をやることになったのだ」
「あら、それはおかしな話ね。北には複数のマスターがいるのなら北同士で共同にすればいいじゃない」
「うむ、まあそうなのだが…」
急に歯切れが悪くなる白夜叉
「大方、幼い権力者を良く思わないっていった、ありきたりな理由だろう」
十六夜が隣で助け船を出す
「ん…ま、そんなところだ」
「そう、神仏が集う箱庭の長でも思考回路は人間並みなのね」
白夜叉の言葉を聞き、飛鳥が不満そうに言った
「うう、手厳しい。…共同でやる理由は他にもあるのじゃが」
「ストップ」
「その話って長くなる?」
その言葉を聞き、修也が待ったをかけ、耀が口を開く
「ん? そうだな…短くとも後、一時間はかかるかの?」
「それまずいかも。黒ウサギに追いつかれるかも」
その言葉を聞き、問題児たちとジンは気が付いた
「白夜叉様、このまま」
ジンはチャンス
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