異なるの物語との接触〜クロスクエスト〜
神との戦い
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」
「やっぱりな……」
ソレイユが呟く。
「どういうことだよ?」
「あいつはさ。アクセスできるシステムの領域に、多分限りがあるんだよ。ソードスキルのレベルとか、そういうのが高いものには干渉できないんだ。メルムのHPを一気に削り取らなかったあたりから、なんでだろうな、って思ってたんだが……そうなんだろ?唯一神さん?」
『……よくぞ気づいたな。そうとも。我はこの世界の偽神の一人にすぎぬ。すべてに神威が及ぶわけではない……。そなた、名は?』
「俺の名は――――――ソレイユ。《剣聖》ソレイユだ」
『くくく……はははははは!!面白い!実に心揺さぶられる!!簡単には、終わらせぬぞ!!』
ピピピピ!!と、デウスの周りに展開する魔方陣たち。その数、先ほどの二倍近く。
「ふぇえええええ!?」
「これは……」
「みんな、ちょっと下がってて」
「安心して。対策はある」
焦るメンバーたちに、シャノンとカガミが声をかける。
「ソレイユ君もご一緒に頼める?それと、ビート君とフブキ君。僕たちがあの攻撃を破壊するから、その隙に、今使える中でも強力な剣技をたたきこんでくれるかな」
「任せろ!!」
「のぞむところだ!」
「ついでにアルテミスにケイロンも」
「まかせて!今まで出番なかったから思いっきりやっちゃうわ!!」
「やろう!今すぐやろう!!粉々になるまで!!ぶっ潰そう!!」
「それと、セモン。君も……限界にその先があることを信じて、最高の剣撃をしてくれ」
「限界の、その先……?……なんだかわからないけど……やってみる。勝とう!!」
『『『『おう!!』』』』
「セリフとられた!?」
byシャノン。
『ムンッ!!』
システムデータを破壊する死の裁きが迫る。しかし、対峙するシャノンたちはひるむそぶりもない。
ソレイユが構える。納められた刀が黄金の光を放ち始める。《剣聖》最上位剣技《ワールド・エンド》。
シャノンは、なぜかビットを剣の方向に剣先が向くように配置した。構え方は、ソレイユのそれによく似たもの。
カガミのそれは、二本の刀を、あまりにも奇妙奇天烈な形に握ったものであった。短刀を順手に、長刀を逆手に構えて、右手を後ろに、左手を前に。しかし、足はその逆。
接近した断罪の閃光に、ついに、三人が動く。
抜刀。黄金の光が放たれる。
シャノンのビットたちが、まるでスぺースシャトルの発射ブースターの様に打ち出され、高速の斬撃を放たせる。
カガミのキリキリと引き絞った体勢から、ゴムが元の形に戻るような斬撃が繰り出
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