暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
SAO
〜絶望と悲哀の小夜曲〜
事の顛末
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笑う。
「感情を持つ《人形》になるって、決めたんでしょ?」
「…………!はいっ!!」
力いっぱい返事をしたカグラを見てレンはもう一度微笑むと、よっこらせと立ち上がった。
マイはどこだろう、と周囲を軽く見回すと、奇跡的に無事だったソファの上でのんきに寝息を立てていた。
そんな他愛のないことでも、なぜか笑いがこみ上げてきてレンは床に突っ伏して笑い始めた。
隣では、カグラも同様に笑っている。
そうして、レンとカグラは数分間朗らかに笑い続けていた。
だが、その数分間は否応なくレンにあることを気付けさせた。さすがに無視できない、あることに。
ある意味では、とんでもないことに。
今の今までの死闘とは、また次元の違う大問題に。
レンは、ようやく収まった笑いの余韻である目の端に浮いた涙を拭いながら、ゆっくりと周囲を見渡して言った。
「えっと……これどうしよう?」
どうしようもないのだった。
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