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魔王のです
プロローグ
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[9] 最初
システム「スキルを覚えた」
ようせい「……」
まおう「スキルって何だ?」
ようせい「何だったの?」
まおう「おい、フラン、スキルって何だ?」
フラン「え・・今フランって言いまして?」
まおう「そうだフラン。スキルって何だ」
フラン「げげ・・まおうのスキャンは名前か?」
まおう「スキャンって何だ?」
フラン「なんでもないです」
まおう「そうか、なんでもないのか」
フラン「まおうさま」
まおう「なんだ」
フラン「スキルについて説明します」
まおう「たのむ」
フラン「はい」
フラン「スキルとは特殊能力のことです」
まおう「なんだ特殊能力って?」
フラン「普通ではできないことができるようになる能力です」
まおう「教えてくれてありがとう」
フラン「あのまおうさまから、ありがとうとはフラン涙です」
まおう「はっはっはー」
フラン「まおう様」
まおう「なんだ」
フラン「何か変わったことはありますか」
まおう「うむ」
フラン「なにがお変わりで」
まおう「よくわからんのだ」
フラン「そうですかでは一度城に帰りましょう」
まおう「城?」
フラン「そうです。彼方の家です」
まおう「家とはよく分からんが大事な気がするな」
フラン「ええ家には家族がいるものですので」
まおう「我にも家族がいるのか?」
フラン「残念ながら……」
まおう「どうした。はやく家族に行くぞ」
フラン「はい」
まおう「どこが城なんだ」
フラン「ここでございます」
まおう「城とはこんなものなのか」
フラン「そうでございます」
まおう「なら良かろう」
フラン「どうぞ」
まおう「なんだこれは?」
フラン「勇者の剣でございます」
まおう「勇者とは何だ」
フラン「敵でございます」
まおう「敵とは何だ」
フラン「殺さなければならないものです」
まおう「そうか」
フラン「その為にやることがございます」
まおう「なにをやるのだ?」
フラン「学校に行かなければ」
まおう「学校?」
フラン「そうでございます学校です」
まおう「なんだそれは」
フラン「魔王学を学ぶところです」
まおう「それをやれば勇者を殺せるのか?」
フラン「当たり前でございます」
まおう「では行こう
フラン「お待ちくだサイ」
まおう「ん」
フラン「学校には簡単に入れません」
まおう「なにをすればいい」
フラン「レベルアップです」
プロローグ完


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