第四十一話
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まだ依頼は終わってない」
だけど、ここで《軍》のメンバーをむざむざと殺させる訳にはいかない。
恒例のクォーターポイントが近づいているこの時期に、攻略に《軍》が参加してくれることのメリットは計り知れないものがあるし、何よりも――依頼を受ける時にもそう思ったが――ここで見捨てて《軍》のメンバーが死んでしまえば、寝覚めが悪い。
「俺が受けた依頼は、『ダンジョンの水先案内人』だ。だったら、ダンジョンのこの扉の向こう側も含まれる」
トレードウィンドウの表示の『NO』というボタンを押し、コーバッツからの報酬を受け取るのを拒む。
我ながら屁理屈だとは思ったが、残念ながらこれぐらいしか理由が思いつかなかったのだ。
「……フン、勝手にするんだな」
一息鼻を鳴らしてこちらを一瞥した後、コーバッツはボス部屋の扉に手をかけた――
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