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ソードアート・オンライン〜黒の剣士と紅き死神〜
After days
fall
黄塵万丈
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なら……《絶対強者》に対する畏怖。




その力みのない歩みを止める術は無いと直感的に察した。

無意識に背中の《PGM・ウルティマラティオ・ヘカートU》に手が伸びるが、それも途中で停止した。――否、せざるを得なかった。


()()外套のフードを目深に被り、顔は見えないが、はっきりとこちらを見ている。
無限にも思える時間、シノンは背中に仮想の汗を掻きながら呼吸すら止めていた。







どれくらい時間が流れただろうか。廃墟の摩天楼の間を乾いた風が吹いた。


紅マントは少し顔を上げこちらを見ると、微かに微笑してその場を去っていった。





―――Go to the next stage!
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