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ロストワールド: バカとプリズムとモンスターハンター
孤島 そのニ
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あいら「とりあえず、ここから脱出する方法を考えなきゃ」

明久「それは当分無理なんじゃないかな? 僕ら見てみたけど、ここは無人島らしいんだ」

れいな「それじゃ、隅から隅まで探索してみるとか?」

雄二「効率が悪すぎるな」


などなど意見が出てくるなか、瑞希がふと壁に書かれている絵と、綺麗な紅色の宝玉に気づいた。


瑞希「皆さん、これは何でしょうか?」

みあ「かわいい宝石だけど、この絵はなにかしらね?」


壁には、鉄の爪をした少年が一人と、その前に跪く死神が描かれていた。
と、その時。女性の声がした。この場にいる誰のでもない声が。


???「・・・・すけ・・・て・・」

明久「ん? 誰か何か言った?」

瑞希「いえ、誰も」

???「たす・・・けて・・・・」

全員『『『!!?』』』

???「助けて・・・・苦しいよ・・・・!」


その声は、宝玉から聞こえてくるようだ。


れいな「ど、どうしたらいいの!?」

あいら「わ、分からないけど・・・なんか、こう」


戸惑いながら宝玉に絡みついている鎖を外す。すると、それが突然光りだした。


???「ぷはあ! く、苦しかったあ〜」

全員『『『わあ・・・・』』』


宝玉が消え、代わりにピンクのショートヘアにグラマラスな体格の少女が出てきた。小さな蝙蝠の翼に尻尾もある。それは男女問わずハマる魅力だった。



彼女は、リリムなのだから。




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