お友達の作り方
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えてきました
「何だろうね、この声?」
「どうせ内のクラスの男子が騒いでいるだけよ」
「あはは・・・アリサちゃんたっら」
私の疑問にアリサちゃんは呆れながら教室の方を見て言い、すずかちゃんは苦笑いをしながら困った顔をしながらも、アリサちゃんと同じ様に教室の方に目を向けるのでした
「はぁ〜朝から気が滅入るわ……」
「あはは……アリサちゃん学級委員長だもんね」
「にゃはは……大変だね…アリサちゃん」
アリサちゃんは肩を”ガックシ”という擬音が出るほどに落ち込みます
ですが、すぐさま凛々しく姿勢を正して教室のドアに手を掛け・・・・・・
「アンタ達! 少しはs(スパァン!)」
教室のドアを開けた瞬間、高速の紙ボールがアリサちゃんの顔面にクリーンヒットしました。
Side out なのは
そう…全ての発端はこの一声だった。
「誠! 紙ボールで野球しようぜ!」
いや、最初は断ったよ「藤田よ・・・もうすぐ先生が来るから止めとく」とやんわり答えたら
「えぇ!! そりゃーないぜ! 昨日、誠に俺のフォークをフルボッコにされたから修行して新しい変化球覚えたんだよ、だからさぁー紙ボールでいいからやってくれよぉ〜一分で終わるからさぁー」
と言いながら藤田は俺にすがる様に泣き付いてきた
おいおい、勘弁してくれ男子が男子にすがってる絵なんて気持ち悪いぞ!
ほら、皆が怪しい目でこっちを見てきてるじゃん!
「分かった、分かったから離れろ! 回りが変な目で見て来るだろうが!」
「よっしゃ! じゃあ、教室の後ろの方でやろうぜ!」
『はぁ〜』と内心ため息を吐きながら藤田と共に後ろの方に行き、お互いに距離を開けてそれぞれ相手に向き合いお互いに戦うべき武器を手に持っている。藤田なら紙ボールをそして俺は自分の上履きを持っている状態である。
「はーっははは! 誠、今日こそ負けんぞ!」
「藤田やるなら早く投げてくれ、先生が来てしまう」
よほど楽しいのだろうか? 藤田のテンションがハイになっている状態である
まぁ、初見の球を速攻で打ってサッサと終わらせればいいか……。
そうだ……紙ボールの打った時の起動は真直ぐ高めにしておくか、他の人に当たったら
迷惑だしな……。
そう考えている内に藤田が得意のワインドアップの構えをして、こちらに投球してきた
「いっけー! 俺のカーブ!!」
「……いや、叫んじゃダメだろ(スパァン!)」
と藤田が自ら自分の球種をばらしたので難なく打つ事が出来た・・・しかし、ここである問題が起きた・・・いつもの様にバットで打つ感覚で打ったので自分で描いたコースよりも右下の方……つまり教室のドアの方にボールが行
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