お友達の作り方
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んだ」
「本当〜! 実は隠し味にトマトとチーズとバジルを入れてみたの」
お母さんはパティシエだけど、こういった料理もすごく得意でよく自分で料理をアレンジしています。アレンジした料理は今日のスクランブルエッグの様に、とっても美味しくて私達家族の舌を飽きさせません・・・いつか私もお母さんみたいに料理が上手くなりたいです。
皆で朝ごはんを食べている内に、お兄ちゃんとお姉ちゃんは学校に登校する時間になり、私よりも一足早く学校に向かいました。私もそろそろ学校に行かないといけない時間になったので、学校に行く為に玄関で靴を履きます。靴を履いている最中にリビングに居たお母さんとお父さんが玄関まで来て、私を見送ってくれました。
「お母さんお父さん、いってきま〜す」
「いってらっしゃいなのは」
「車に気を付けるんだぞなのは?」
「は〜い」
私はお母さんとお父さんに手を振りながらバス亭を目指すのでした。
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『私立聖祥大学付属小学校行き発車します』
私達の小学校では毎日登校する際に、バス亭を経由してスクールバスが来てくれるので
私は毎回活用しています、そして今私はそのスクールバスに乗車して所です。
「なのは〜こっちよ」
「なのはちゃんこっちだよ」
乗車した際に何処に座ろうか迷っていると一番奥の席から自分の名前を呼ぶ声が聞こえてきました。ふと、呼ばれた方に視線を向けるとそこには笑顔でこちらに手を振る私の友達が居ました。
「アリサちゃん、すずかちゃん、おはよう」
「おはよう、なのは」
「おはよう、なのはちゃん」
私の挨拶にアリサちゃん、すずかちゃん、が順に挨拶を返してくれると同時に二人が左右に離れて、私が座る席を提供してくれました。
私は二人が空けてくれた席に座り、昨日のドラマやバラエティー番組の話などをしてバスの中で楽しい時間を過ごしました。
今ではこの様に挨拶をしたり、楽しい会話をする仲になりましたが、出会った時最初の出会いは衝撃的なものでした。昔のアリサちゃんは殺伐とした感じの子、すずかちゃんはすっごく大人しそうな印象の子でした、そんな二人がある日学校の中庭で言い争っていました。正確にはアリサちゃんがすずかちゃんのカチャーシャを取り上げている場面でした。
その一部始終を見ていた私は声を掛けて止めようと思っていました……ですが、気が付いたらアリサちゃんの右頬をひっぱ叩いていました……『あれ?何で先に手が出たんだろう?』と自分でも内心びっくりな状況でしたが、ここで引いたらダメだと思ったので私は言葉を発しました
『痛い? でも、大切なものを取ら
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