熊・・・暴君の方ではない
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って投球してきた、藤田のボールは内角高めの凄まじくキレのあるフォークだった
・・・・・・普通の人なら、この所見の凄まじいフォークは見送りするだろう。
・・・・・・だが俺の目にはスローモーションの様に捉える事が出来た。
「よいしょっと(カキン!)」
力はかなり抑えて打ったから、ホームランにはならず、普通のツーベースヒットになった
もし、俺が本気でボールを打った場合は場外ホームラン・・・・・・ではなく
ボールが破裂する…そうなったらボールの所有者の藤田は泣き狂うかもしれんからなぁ
『お、俺のボールがあぁあぁ』て感じで・・・だって、毎日野球道具を磨いてる位だもんなぁ
「うおぉぉ! 初見で打たれたぁ!」
初見で得意のフォークを打たれた事が、よほど悔しいのだろうか?
彼はマウンドの上で膝から崩れ落ち、涙を流していた・・・デジャブ?
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皆で野球を楽しんでる内に時間は17時となり、修行場に行くべき時間となった。
「藤田,俺そろそろ帰る時間だから帰るぞ?」
「ありゃ? もうそんな時間か……分かった、また明日学校で会おうぜ!」
「了解、また明日」
そう言ってお互いに手を振り合い、別れた。
俺は校庭を後にして、人影の少ない道に出ると月歩と剃を活用して一気に修行場にたどり着いた。
え? 一般人に見付からないのかって?
そりゃ多分大丈夫だと思うよ、だって俺の剃は一般人の視力じゃ目視できほどに早くなってるかね……それに空中を移動してるから、なお更発見出来ないはずだ。
まぁ、UFOを撮影する為に常に空に向かってビデオカメラを回してる(撮ってる)
人が居たらちょっとヤバイけどね……。
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剃でちゃちゃっと、修行場に着いた俺は修行場の状態に困惑した・・・。
「何か……修行場が滅茶苦茶になってるんだけど」
そう、修行場が滅茶苦茶になっているのだ。
平地は小さなクレーターみたいなのが5個あり、更に所々爪跡が有る木々が散乱している状態になっている。
え? 何コレ……熊?
いやいや…熊でこの状況作れたら今頃、熊が人間を襲って革命を起こしているだろう
『我らの自然を取り戻すのだ』て感じで大行進するのが目に浮かぶ・・・民衆大パニックだな。
冗談はさて置き
「取り合えず、見聞色の覇気で辺りの気配を探ってみるか……ん?」
俺は周囲の探索をするべく見聞色の覇気を発動させた、すると後方の森の奥に強い気配を持った何かが居ることに気づいた……。
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