コードギアスR1
0151話
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に言えば、俺達の本拠地はどこの世界にも存在していない、いわゆる次元の狭間とでも言うべき場所にある衛星基地だがな」
俺の言葉を呆然と聞いているコーネリア。KMFを飛ばす事にも四苦八苦しており、宇宙に関しては殆ど手つかずと言ってもいいこの世界の住人にしてみればまさに夢物語なのだからしょうがないだろう。
「論より証拠だ。今から俺達の拠点、ホワイトスターへと帰還するからそうすれば嫌でも分かる。エキドナ、マーカーを設置しろ」
「了解しました」
ガーリオンのコックピットからエキドナが降り、前回と同じくマーカーを設置してカモフラージュが完了する。その間に、俺とコーネリアはグロウセイヴァーから降りて空間倉庫へ機体を収納。代わりにトリニティゲインを取り出す。
「……なんという大きさだ……」
全高40mオーバー。平均的なKMFと比べると10倍近いその大きさに驚きの声を上げているコーネリアを抱き上げ、再度コックピットへ。
幸いグロウセイヴァーに比べるとコックピットは格段に広く作られているので、コーネリアはコックピット内の床へと座り、壁へと寄り掛かっている。
「エキドナ、準備はいいな?」
「はい、いつでも大丈夫です」
「よし。リンク装置、起動……正常稼働確認。リンク先座標固定完了。転移フィールド生成開始。転移先はリンクシステムに連動……OK。転移フィールド生成完了。……転移!」
光の繭がトリニティゲインとガーリオンを包み込み、次の瞬間にはトリニティゲインとガーリオンはホワイトスターの転移区画へと転移が完了していた。
「コーネリア、着いたぞ。俺達シャドウミラーの拠点ホワイトスターへようこそ。俺達はお前の参加を歓迎する」
コックピットの床に座り込んでいるコーネリアへと手を伸ばす。コーネリアは何も言う事なくその手を握り返してきた。
「ここが、次元の狭間か?」
トリニティゲインのモニタに表示されている映像にそう呟くコーネリア。
「さっきも言ったが、正確には次元の狭間にある衛星基地ホワイトスターの内部、転移区画だ」
例の如くコーネリアを横抱きにし、トリニティゲインのコックピットから降りる。まず目に付いたのは技術班の面々。そして先にガーリオンから降りているエキドナと、満面の笑みを浮かべつつもどこか背筋が冷えるような雰囲気を醸し出しているレモン。
技術班の面々もそんなレモンに触らぬ神に祟りなしとばかりに距離を取っている。
「お帰りなさい、アクセル。大雑把な話はエキドナから聞いたわ。それでその抱えているのが?」
「あ、ああ。シャドウミラーに参加する事になったコーネリア・リ・ブリタニアだ」
「ふぅ……ん。随分とご執心だって聞いたけど、本当らしいわね」
冷ややかなその口調に、俺の
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