第10話
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?私はともかく、乙女さんが動きが格段と鈍くなるなんてありえないわ」
「ああ。私も武道四天王の一員だ。普通の男に遅れを取るなどありえない事なのだがな」
「当たり前よ!悠斗は元は傭兵よ。越えてきた死線の数が違うのだ!」
そう言い切る揚羽。鉄さんが納得した表情になった。霧夜さんは、苦虫を食べた様な表情を浮かべていた。
それから暫く話し合いをしたら、鉄さんが対馬レオの恋人であることが分かった。そして、霧夜さんと佐藤さんは俺が同年であることに、かなり驚いていた。あと、俺が元竜鳴館の生徒で対馬ファミリーの一員であることを話したら、霧夜さんと佐藤さんはかなり驚いていた。鉄さんは、レオから聞いていたからあまり驚きはしなかったな。
回想終了
まあ、とにかくあのパーティーの後の拗ねた揚羽様の機嫌を治すには、かなり苦労したな。
拗ねた揚羽様は可愛らしかった。まあ、夜伽の際にじっくりと可愛がったけどな。
そんな事を考えていると、アナウンスが車内に響く。
「次は、松笠、松笠でございます。降りる際のドアは左でございます」
電車がホームに到着する。俺は電車を降りて改札口に向かう。改札を通って松笠駅の正面に出た。
(久し振りに来たな。今回は天王寺さんとのどかさん、なごみに報告する事があるからな)
4月から俺は海外に行くことを3人に伝える為に、松笠に来たのだ。
駅前から松笠商店街を目指して公園の中を歩く。
「ね〜、彼女?俺らと良いことしない?」
「ウザイ!」
「おお〜。怖いな。美人がそんなこと言うなよ。楽しもうぜ?」
「へっへへ。なあ?悪いようにはしないぜ?」
「消えろ。グズが」
「なんだと!?このアマ!ちょっと綺麗だからって舐めてんじゃねえぞ!」
「まあまあ山田さん。落ち着いてください」
公園内に声が響く。声がした方を見ると、5人組の男が女性をナンパしていた。後ろ姿しか見えないが女性は嫌がっている様に見える。
(しゃあない。馬鹿を少し叩き潰しますか)
俺は男達に向かって駆け出して行くのだった。
悠斗sideout
???side
買い物帰りに公園に寄ったら、キモイ男達が徒党を組んで私に近寄ってきた。さっきから汚ならしい目で私を見る。
「嬢ちゃん。いくら可愛いからってよ、あんまりお高く止まってると、犯すぞこら!?大人しく着いてきな!」
「ウザイ。私に近寄るな」
「な!このアマ!人が下手に出れば付け上がりやがって!」
私の周りを囲む男達。本当に線の外側の連中は汚い奴ばかりだ。
(本当、悠斗意外の男は汚ならしいかヘタレばかりだ)
私が内心で毒づく。この状況からどうやって抜け出
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