暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
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〜絶望と悲哀の小夜曲〜
神珠湾攻撃
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も炎のように情報圧が上がる。その脇では、カグラがいまだぶつぶつと呟いているマイを伴って端に下がる。

カーディナルの漆黒のタキシードの腰にも、いつのまにか大振りの直刀が刺さっていた。

恐らく、レンがBBシステムを使って周囲の空間に干渉する前に、自らのGM権限でも使って召喚したのだろう。

互いに、正眼に構える。

「下らないことは抜きにして、次で決着をつけようではないか?少年」

「いいねぇ、なんだか僕までタノシクなってきちゃったよ」

目線が交差し合い、口元が笑みに歪む。

この場の───マイは除くが、全員が分かっているのだ。次の一撃でこの場の決着がつくことに。

緊張という名の静寂が、一瞬だけ部屋の中に荒れ狂う。しかしそれも一瞬のことだった。

陽光が両者の獲物を反射した時、二人は全力でスタートを切った。

「「はぁああぁぁぁァァァーッ!!」」

部屋に、轟音と閃光が充満した。
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