第二部:紅魔郷
第十三章『紅霧発生』
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らうっせぇぞっ!!」
零が風に文句を言った瞬間、辺りが暗くなった。
「「「「「!!」」」」」
突然の出来事に皆は急停止をした。当然の如く風は屍馬の後ろ足に激突した。
直ぐに屍馬を還して他の屍を呼べる体制に、零は鳳凰を鞘から抜き炎を纏わせる。風はぶつけた所を摩りながらインドラを構える。霊夢と魔理沙は臨戦態勢を取る。
「まだ夜には早いですよね?」
「明かに妖怪の仕業ね」
周りに注意してみるがそれらしき気配が全くない。
霊夢聞えないように風に耳打ちする。
(こんな能力使えるキャラはいるか?)
(いるもなにも、たった一人しかいねぇよ)
(んじゃ、そのキャラの名前と弱点は?)
(名前は・・・)
名前をと言おうとした瞬間、女の子の声が響き渡った。
「ねぇ、あなた達は食べてもいい人間?」
両手を上げて現れた少女は、黒い服を着ていて、眼は赤く、髪は黄色。髪の毛に赤いリボンをしている。
輝は少女を妖怪か?と疑問に思ったが風が少女を見ながら名前をいった。
(名前はルーミア。闇を操る程度の能力。二つ名は宵闇の妖怪)
ルーミアの名前を聞いて輝は、以前に真を食べようとした妖怪の事を思い出した。もしかしたらルーミアが輝の事を覚えているとしたら戦いが避けられるかもしれない。
「おい、ルーミア」
「ん?何でわたしの名前しってるの?」
「以前神社で会っただろ。覚えていないか」
「そーなのかー。でもお兄ちゃんのことしらなーい」
「なっ!」
姿は見てはいないが喋り方とこの声は確かに神社で会った黒い塊の主に違いなかった。
「輝、以前にルーミアに会ったって言ってたよな」
「ああ、覚えていたら飴でもあげて事を収めようとしたんだが」
「なら止めておけ」
「は?」
「お前が言っていた黒い塊はルーミアが作った闇だ。自分の周りに出ているせいで何も見えちゃいねぇ」
「つまり話しても無駄ってか」
だからあの時フヨフヨ飛んで木にぶつかりながら帰ったのか。なら何故、真が襲われたのだろうか。もしかして犬並みに嗅覚が優れているのかもしれない。
「なに喋っているのよ」
霊夢に注意されルーミアに意識を向ける。
嫌な空気が漂う。嫌な汗がじんわりと出てくる。
「ねぇ、あなた達は食べてもいい人間なの?」
ニコッと笑いと問い掛けてくる。この状況で無邪気な笑顔ほど怖いものはない。
「冗談じゃない。妖怪にそう易々と食われる私じゃないわよ」
「妖怪に食われる趣味は残念ながら持ち合わせていないぜ」
霊夢と魔理沙は勇ましいくルーミアに対抗する。
「俺の炎は簡単には食えねぇぜ?」
「ということだ・・・・、さっさと退け宵闇の妖怪」
この二人はノリで言っている。この先が不安である。
「そーなのかー・・・・・なら」
とルーミアが何
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