第二部:紅魔郷
第十三章『紅霧発生』
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だ!!」
「「「「・・・・・・・・・・。あぁ〜(ポン)」」」」
「『あぁ〜』じゃねぁよっ!!なんで俺だけ走んないといけねぇんだ!?」
「いくら俺でも、屍馬を全力疾走させると操るのが難しくなるから」
「ならどちらかの後ろにのせろよ!!」
「「いや、俺そんな趣味ないから」」
「そんな趣味ないわ!!」
「私は嫌よ。重い物運びながら飛ぶなんて」
「私も無理だ。乗せると全力で飛べなくなる」
「ならどうしろと!?」
「気合で走れ」
「気合でぇ!?無茶いうな!!」
「アンタ男でしょ。そのくらいの気合なくてどうすんの?」
「霊夢こればかりは気合だけではどうにもならねぇよ!!」
尚もギャァギャァと文句と言う風。
このままだと何時までたっても出発できない。どうするかと考えたが、直ぐに思いついた。
「風、何とかなるかもしれん」
「本当か!」
「ああ。ちょっと待ってろ」
物置から工具を持ち出し何かを作り始めた。
完成した直後、風は死ぬかも知れないと思った。
博麗神社を出発した輝一行は湖に向けて森を駆けていた。
森を駆けていると悲鳴が常に聞えてくる。恐怖に怯える悲鳴ではなく、例えるなら絶叫マシンに無理やり乗せられてあげている悲鳴だ。
その悲鳴は屍馬の後ろからである。
「ぎぃぃいやぁぁぁぁあああぁぁぁああああああ!!!!!」
今現在風は輝が作った即席の乗り物に乗っている。それはソリだ。
ソリは輝が乗る屍馬に全速力で引っ張られている。急いで作った為、車輪を作る時間がなくてソリになった。それに即席で仕上げたせいでソリの安定感は最悪。風が必死で体重移動しながら安定している。しかも耐久力も低く、急カーブでもして横転したら即大破な状態なので屍馬を操るのも一苦労である。
「湖にはあとどれ位で着くんですか?」
「この森を抜ければもう少しよ」
「ぎゃぁぁぁぁぁあああああああああ!!!!」
走りながら霊夢に確認する。出発してもう十五分になる。早く着かなければ効果が切れてしまう。
「おい輝」
「なんですか?」
「お前の能力は二十分経ったあと、いつ使える?」
「のぉおおわぁぁぁぁぁあああああああ!!!!」
「五分後です」
「五分後か」
自分の能力について魔理沙にまだ詳しく教えてなかったので今まで分かって来たことを報告する。そうすれば万が一にも戦闘時に時間切れが来ても皆の対応が楽になるに違いない。
「改めて聞くと輝は便利だな♪」
魔理沙がケタケタと笑いながら言う。
「屍がいれば楽に暮らせるもんな」
「俺はそんなふうに使いう気はないです」
「おお〜〜、まるで主人公な台詞だぜ」
「イヤ、一様しゅ」
「なぁぁぁぁぁああああああ!!!死ぬぅぅぅぅぅううううう!!!!」
「風さっきか
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