第二章 A's編
第六十話 『外伝8 四家族合同旅行(後編)』
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「シホ、ごめんなさい…。そして私を助けてくれてありがとう…」
「うん。フェイトにも何もなかったようでよかったわ」
そう言ってシホは遭難時には見せなかったいつも通りの笑顔を浮かべてくれました。
私はそれで心から安心しました。
◆◇―――――――――◇◆
…そして帰宅後、数日して八神家で、
「はぁー…そんな事があったんやね」
「うん…」
「あはは…」
私はつい思い出して畏まってしまい、シホは苦笑していた。
「ま、なにはともあれ無事が一番や! よかったよかった」
「そうだね、はやてちゃん」
なのはとはやてが笑みを浮かべて話していました。
「それとこれとは関係ないんだけどね。シホちゃんの名前にね、やっと高町の苗字が入ったんだよ」
「え? そうなん。それじゃこれからは『シホ・E・シュバインオーグ』が『シホ・E・S・高町』になるって事? 長くなるね」
「うん。いつまでも高町の名前を入れないと本当の家族になれないって桃子お母さんに駄々をこねられちゃってね…」
そうなのである。
桃子さんから頂いたバツが実はこれだったのだ。
それで私もその話を聞いて「よかったね」とシホを祝った。
「だが、私はこれからもシュバインオーグと呼ばせてもらうからな?」
「ええ。シグナム」
シグナムはこれからもシュバインオーグで通すらしい。
それとはやてがこの話を聞いて士郎さんの苗字をどうするかを検討すると言っていた。
なにはともあれこれは私の一つの失敗と教訓としてまた新たな目標ができたいい旅行の話でした。マル。
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