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第一章 大戦期
第十一話
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寄せて正拳付きで殴り飛ばす。
メギャッという嫌な音が相手の顔面からしていたが気にしない。
すでに十三人ほどいた聖剣部隊のうち三人が戦闘不能と化している。
「この短時間で……、化け物め」
「化け物じゃねえ、悪魔だ」
そう話していると[DG細胞浸食率]が百パーセントになった。
そしてクーロンガンダムはその姿を変え始めた。
聖剣部隊からみれば恐怖でしかないだろう。
これまで自分たちを圧倒していた相手がさらに変化しようとしているのだから。
一度人の姿とはかけ離れた歪な形になった後、再び人の姿に戻っていく。
しかし、その姿は以前とは違う。
以前の三国志の鎧を彷彿とさせる緑の機影ではなく、黒くそして悪魔を彷彿とさせるフォルムに、輝く緑のツインアイは見る相手を威圧する。
GF13−001NHU マスターガンダム。
「なんだ貴様、その姿はいったいなんだ!!!?」
「ガンダム、だよ……。紛れもなく……な」
そう言って聖剣部隊を見つめると幾人かが後ずさる。
「っ!! あなた達は下がりなさい。あの化け物は私がエクスカリバーで滅します!!!!」
そういいながらエクスカリバー使いは聖なる力を刀身に集めている。
さすがにあの一撃をうければタダでは済まないだろう。
だが、
「面白いっ!!ならばこちらも、必殺!!ダァーーークネス・フィンガァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
右掌にエネルギーを集め突撃する。
両者の攻撃がぶつかり合った瞬間凄まじい衝撃と爆音が辺りに響く。
衝撃で地面には放射状にひび割れる。
互いの力は拮抗しており、地面のひび割れは地割れに変わっていく。
「忌々しい悪魔め、さっさと消えなさい!!!!」
そういいながらエクスカリバー使いがさらに力を込める。
だが、
「だぁから貴様はアホなのだぁぁーーーー!!!!」
俺はマスターガンダムをハイパーモードにし更にパワーを上げる。
金色に輝くマスターガンダムにエクスカリバー使いが驚いた瞬間に両者の拮抗は崩れる。
「バ、バカな!?エクスカリバーの使い手であるこの私が!!!?グァ、ギャーーーーーー!!!!」
ダークネスフィンガーによってエクスカリバー使いは消滅し、エクスカリバーは……。
バキィィーンという音とともに砕けた。
「エクスカリバーが、折れた……?」
「そんなバカな…………」
「ありえない」
エクスカリバーが破壊されたことで聖剣部隊は戦意を喪失していた。
「…撤退です」
デュランダル使いが震える声でつぶやく。
「撤退!?」
「ええ、そうです。撤退です!! エクスカリバーを砕くような化け物相手では私たちは勝てません
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