第70話 復活!マジンガーZ
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く正しく親父そのものである。
「うっし、そなら今日一日はずっとその格好で居てな。それが主である私がシグナムに課す罰やでぇ」
「うえええええええええええええええええええええ!」
あんまりな発言にシグナムが絶叫しだす。幾らなんでもそれはあんまりであった。が、其処へ助け舟がやってきた。
「おいおい、俺としちゃそれは有り難いかも知れないが店の中でその格好は止めてくれないか」
言ってきたのは勿論この店アミーゴのマスターである立花籐兵衛であった。彼としては男としてそれはOKなのだろうが店の雰囲気としては大いにNGだ。此処は健全な喫茶店だ。そんな喫茶店にこんな魅力的な女性がそれもバニースーツで立っていたらそれこそ疑いを持たれる。
下手したら此処をバーかクラブと誤解されかねないのだ。そんな事したら常連が逃げてしまう。
「しゃぁないなぁ。立花のおっちゃんがそう言うんやったら出来へんなぁ」
流石におやっさんが相手でははやても後退せざるを得ない。それを聞いたシグナムはホッとする。だが……
「それならメイド服はOKやろか?」
「ん? まぁ、それ位なら大丈夫だな。但し、あんまり派手じゃないの頼むぞ」
「OK! 任してぇな」
どうやら、シグナムに対する罰はまだ終わってないようだ。立花とはやての暗黙の了解を聞き大いに青ざめるシグナム。だが、バニースーツよりはマシなのは確実だ。それでもメイド服など着たくはない。
「う〜ん、やっぱシグナムはメイド服でもよぅ似合うなぁ〜。こないな所をもし甲児兄ちゃんが見たらきっと鼻の下伸ばして喜ぶでぇ〜」
「ぜ、絶対あの様な破廉恥な男に見られたくありません!」
(甲児さんかぁ……今頃何処で何してるんだろう?)
はやてとシグナムの二人の馴れ合いから視線を背け、なのははふと、此処に居ない甲児の事を思い出した。
二人にとっての良き兄貴分でもある甲児。彼は今何処で何をしているのか?
勿論、彼だけではない。他の仲間達の身の安否も気になるのが現状だ。一刻も早く全員と合流したい。そうしなければ、侵略同盟を打ち破る事は出来ないのだから。
***
富士山麓にある白い建物。此処光子力研究所は来るべき一大決戦に向けある準備が進められていた。それは、今から半年前に起こったジュエルシード事件に置いて機械獣軍団と壮絶な死闘を演じ、見事勝利を収めた鋼鉄の巨人の復活であった。
その巨人の名前は鉄の城”マジンガーZ”
しかし、そんな光子力研究所に宇宙から迫る脅威があった。それは、かつてマジンガーZに戦いを挑んだ宇宙人の集団である。
その集団が雪辱を晴らすべく地球に迫ってきていたのだ。そして、その宇宙の集団が研究所に迫り来る日はもう間近となっていたのであった。
だが、それに対し鉄の
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