第67話 燃え上がる正義の炎、立ち上がれ英雄(ヒーロー)達よ
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ジングハートは数十万にも及ぶレイジングハート達をその圧倒的な力で宇宙へと追い出していく。そして、地球に住む生命達を護りだしたのだ。
【有難う。私の子達を護ってくれて】
『礼には及びません。私は只、貴方の命令に従っただけの事です』
ノアの言葉にレイジングハートは当然と言う風に答え、そして幾度となく押し寄せるレイジングハート軍団に果敢に戦いを挑んだ。結果は何時も同じであった。圧倒的物量差を物ともせず、レイジングハートは地球を守りぬいたのだ。だが……
【おのれ、我に逆らう愚か者がああああああああああ!】
遂に業を煮やしたのか最初の太陽が自らやってきた。その圧倒的な死と破滅の輝きを放ち、地球の生命を焼き殺していく。ノアと、そしてレイジングハートは互いにその最初の太陽に挑んだ。だが、二人の努力も空しく、戦いに二人は敗れてしまった。
地球の大地は焼かれ、生命は死滅し、地球は死の星へと変わってしまった。
【お父さん、貴方は間違っている。生命はこの宇宙に必要な光。それを失うことは愚かな行為だと、分かって欲しい】
ノアは諦めなかった。何時の日か、優しき父へと戻って欲しい。そう想い、地球を蘇生し、再び生命の芽を生み出した。そして……
【今のレイジングハートと私では、父には勝てない。父の心を戻す為に、私の命をあの星へ……】
太陽の中から、一筋の光が地球へと放たれた。その光は、やがて地球に生まれた一人の生命にへと入り込んでいく。
だが、其処で映像は途切れてしまった。再び闇が辺りを覆いつくしていく。
(一体何だったんだろう? 太陽が沢山生まれて。その後に星が生まれて、訳が分からないよ。それに、何でレイジングハートがあんなに沢山?)
【それを君が知る必要はない】
声がした。一体誰だろうか? 何処かで聞き覚えのある声であった。
すると、なのはのすぐ側にその姿は現れた。それは、かつてなのはを地球の代表として招いたメフィラス星人であった。
(貴方は、あの時の……)
【久しぶりだね。高町なのはちゃん。私は君を迎えに来たのだよ】
(迎えに?)
【君はもう充分にあの星に貢献した。もう戦う必要はない。これ以上あの星に居続ければいずれは君は取り返しの付かない事になる。そうなる前にあの星を去ろう】
そう言い、メフィラスはそっと手を差し出してきた。彼が何を言っているのか、それはなのはには良く分からなかった。だが、一つだけ言える事がある。
(メフィラスさん。貴方のお気持ちはとても嬉しく思います。でも、私はあの星を見捨てたくないんです!)
【だが、このまま居ても結果は見えている筈だ。君も見た筈だ。あの圧倒的な力を……】
(でも、諦めたら其処でお仕舞いです。私は、最後の最後まで諦めない! あのレイ
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