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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 召喚士の軌跡
第14話 いざ! 宣言ですよ?
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あれから2日
黒ウサギはジンに謹慎処分を受けていた
自室で1人窓の外で降る雨を見つめ、レティシアの事等を考えていた
その時、コンコンと控えめなノックが響く

「はーい、鍵もかかってますし中には誰もいませんよー」

「入っていいという事かしら?」

「そうじゃないかな?」

外から聞こえた声は飛鳥と耀のものだった
その声に続いてガチャガチャとドアノブを回す音が聞こえる

「あら、本当に鍵がかかってるわね」

「どうしよ? こじ開ける?」

「いや、ここはピッキングで…」

ガチャガチャという音がカチャカチャという音に変わる

黒ウサギは観念したように立ち上がり

「はいはい、今開けますから! 御3人とももう少しソフトにというかオブラートにですね」

バキンッ!

「あ、壊れた」

「オブラァァァト!」

「「「五月蝿い」」」

3人の問題児にピシャリと言われて黙る
黒ウサギは取れたドアノブ片手にシクシクと泣いた

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年長組が作ったクッキーをお茶請けにしてお茶を飲み、4人は月のウサギについてやギフトゲームについて話をしていた
そんな中、耀と修也が立ち上がる

「黒ウサギ、飛鳥、ここでちょっとしたお知らせがある」

「あら、何かしら?」

「こんな時にお知らせとは、いったいどういうm「邪魔するぞ」

ドガァン!

十六夜がドアを蹴破ってはいる

「い、十六夜さん! 今まで何処に、って破壊せずには入れないのですか貴方達は!?」

「だってかぎ鍵かかってたし」

「あ、なるほど! じゃあ黒ウサギの持っているドアノブは一体何なんですこのお馬鹿様!!」

ドアノブを精一杯投げる黒ウサギ
十六夜はそれを脇に抱えていた大風呂敷で受け止めた

「こほん、では十六夜も来た事だしここで俺と耀から重大発表がある」

修也がわざとらしくせきをして言う

「お、なんだ?」

修也は隣にいる耀の肩を抱き寄せ

「俺と耀は付き合うことになった」

ハッキリと言った

「そ、それは本当でございますか!?」

黒ウサギがバンとテーブルを叩きながら立ち上がる
その声音はどこかうれしそうだ

「うん、私は修也が好き」

若干顔を赤く染めて言う耀

「そうか、結婚式には呼んでくれよ?」

笑いながら言う十六夜
修也は「なら祝い金は弾んでくれ」と返した

「良かったわね、春日部さん」

「ありがとう」

「よっしゃ、いいことついでに俺の戦利品も見てくれ」

そう言って十六夜はテーブルの上に大風呂敷を置く

「十六夜さん、これは
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