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ヘタリア大帝国
TURN60 義兄と義妹その九
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てるんだよ」
 それでフランスは負けるというのだ。
「いないと寂しいけれどな」
「そうですね。では」
「ああ、とにかくな」 
 イギリスは今度はセーラに顔を戻して話した。
「ドクツはあと一歩だ」
「はい、ドクツ本土に入り」
「何とかなるからな」
「ではお願いします」
「すぐに前線に戻るな」
「私もです」 
 イギリスだけでなくイギリス妹も言う。
「そしてそれでな」
「ドクツを倒しますので」
 イギリス兄妹はセーラに話していく。そうした話をしてだった。
 彼等はまずはドクツを倒そうとしていた。だがその中でだ。
 エルザはふとした感じでこの国のことを話題に出したのだった。
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