第3試合
【第3試合】 VS幼女超人キン肉マンデヴィリンス(1)
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…はいッ! 元通りで〜〜〜すッ!」
腕に巻かれた包帯をほどき取ると、焼け焦げた肌が元の美しい肌に戻っていた。
「んふふふふふ〜んッ、どうどうゥ? すごいでしょうゥ? すっごいよねェ? 元の激烈美しいお肌に戻ったわよン〜」
キン肉マンデヴィリンスはふよふよと浮かびながら、コーナーポストに寄り掛かっているキン肉マンルージュに近寄る。そして元に戻った腕をドヤ顔しながら見せつける。
「この包帯ってね、傷を一瞬で消しちゃうんだよォ! でもね、ダメージは消せないんだァ。だ・か・ら〜、まだジンジンジンジン痛いのよん、この腕ェ〜」
そう言って、キン肉マンデヴィリンスはお尻の悪魔尻尾を引き伸ばし、ハート型の先っぽでキン肉マンルージュの頬を打ち叩いた。
「痛いィ? でも、そんなものじゃないのよォ、デヴィリンスちゃんの痛みはァ!」
キン肉マンデヴィリンスはこれでもかと言わんばかりに、キン肉マンルージュの頬を叩き打つ。
びしぃ、ばしぃ、と痛々しい打撃音が会場中に響く。
「ほらほらほらァ! こんなものじゃないのよォ! デヴィリンスちゃんはもっともっと痛いのよン! ほらほらぁッ! ほらほらほらぁぁぁんッ!」
まるで鞭打ちの刑罰を受けている受刑者のように、キン肉マンルージュは頬を打たれ続ける。
キン肉マンルージュの頬は打たすぎて真っ赤になり、擦れたような血の跡が滲んでいる。
頬を打っているキン肉マンデヴィリンスは、はぁはぁと息を荒げ、うっとりと恍惚の表情を浮かべながら、夢中になって尻尾を振るっている。
「キャハハハハハハハッ! ルージュちゃん、気持ちいいィ? 痛いけど、本当は気持ちいいんでしょォ? デヴィリンスちゃんはねぇ、超絶気持ちいいッ! 気持ちいいのぉんッ! たまんなぁいッ! すっごく素敵で、刺激的で、一方的で、本当にたまらなぁいッ! 悪魔にこんなことさせちゃうなんて、ルージュちゃんったら、激烈ドすけべなド変態ちゃん? キャハハハハハハハッ! もう素敵すぎて大好きよ、ルージュちゃんッ! 大好きすぎて、超絶みじめに、無様に、下劣に殺してあげたいわああぁぁああぁぁんッ!!」
無抵抗に打たれているキン肉マンルージュを見て、ミーノは見るに耐えかね、リングに飛び入った。
「止めてですぅ! 止めてなのですぅ! ルージュ様にひどいことしないでですぅ!」
ミーノはキン肉マンルージュをかばうように、キン肉マンデヴィリンスとキン肉マンルージュの間に割って入った。
キン肉マンデヴィリンスに立ちはだかるミーノに、真っ黒い悪魔尻尾の鞭が襲いかかる。
“がかあぁッん!”
突然、キン肉マンデヴィリンスとミーノは、頭の中に衝撃が走った。まるで雷に打たれたかのように、全身が激しく痺れている。
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