第3試合
【第3試合】 VS幼女超人キン肉マンデヴィリンス(1)
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ん、デヴィリンスちゃんの腕ェ!」
キン肉マンデヴィリンスの腕は焼け焦げ、ところどころ皮膚を失って皮下組織が見えてしまっている。
「んふふふふふ〜んッ、デヴィリンスちゃんの悪魔的に美しい素肌を、こおぉぉんなにしちゃってェ! ……ちょぉぉぉっと、ムカついちゃったなァ」
突然、キン肉マンデヴィリンスがまとっている面積が少ないビキニが、もの凄い速さで広がり始めた。ビキニはキン肉マンデヴィリンスの身体を包み隠し、全身を真っ黒い革で覆い尽くした。
妖しいほどに艶めいた光沢をもった革は、キン肉マンデヴィリンスをひどくサディスティックなボンテージ姿に変えた。
顔に巻かれた包帯から見えている目は、血よりも深くて濃い赤色に変色し、眼球全体が不気味に発光している。
「キャハハハハハハハッ! いい気になるなよ、小娘がァ! おまえらみたいな汚ならしいクソ下等生物が、超絶高貴なデヴィリンスちゃんの素肌を傷つけるなんて、万死を超えて兆死に値するわァ!」
キン肉マンデヴィリンスはキン肉マンルージュに向けて手を伸ばす。そして手には大量のデヴィルディスペアが集まり、濃縮された塊となっていく。
「おまえこそ悪魔なめんなよ、この最下層クズ超人がァ!」
濃縮されたデヴィルディスペアの塊はひどい速さで打ち出され、キン肉マンルージュにぶち当たる。
「きゃあああぁぁぁッ!」
リング中央付近にいたキン肉マンルージュは、ぶち当てられた衝撃で吹き飛ばされてしまう。そしてコーナーポストに全身を打ちつけてしまう。
デヴィルディスペアの塊はキン肉マンルージュの全身を覆い、マッスルアフェクションを消失させた。
キン肉マンルージュは火事場のクソ力パーフェクションを強制解除させられ、元のノーマルなキン肉マンルージュの姿に戻されてしまう。
“しゅるるるるるぅ”
キン肉マンデヴィリンスを覆っていた革が縮みだし、元の小さなビキニに戻った。そして先程までの小悪魔なキン肉マンデヴィリンスに戻った。
「んふふふふふ〜んッ、いい気になっちゃったルージュちゃんに、ちょっぴりだけお仕置きよン」
キン肉マンデヴィリンスはにこにこと、やわらかく笑んでいる。
そしてキン肉マンデヴィリンスの顔に巻かれている包帯が伸び、ぼろぼろになっている腕に巻きついた。
「はいは〜い、ルージュちゃ〜ん、こっちに注〜目〜ッ!」
注目しろと言われても、キン肉マンルージュは身体を動かせなかった。思った以上にダメージが深く、金縛りにあったように身体が動かない。
キン肉マンルージュはコーナーポストに寄り掛かりながら、目だけを動かしてキン肉マンデヴィリンスを見つめた。
「この焼け焦げた焼き魚みたいになちゃったデヴィリンスちゃんの腕が……………
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