暁 〜小説投稿サイト〜
美少女超人キン肉マンルージュ
第3試合
【第3試合】 VS幼女超人キン肉マンデヴィリンス(1)
[4/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いますですぅ……ミーノにはわかります、キン肉マンルージュ様の……凛香様の気持ちが……ミーノも凛香様と同じで、本当の親を知らないから……捨てられた子供ですから……」

 キン肉マンデヴィリンスはにっこりと笑み、キン肉マンルージュに言葉を返す。

「魂がこもっているから何ィ? 人形は人形よン。人形の気持ちィ? 考えたことないわン。プーペーちゃん達がデヴィリンスちゃんの子供だっていうなら〜、お母さんの為に死ねるなんて本望でしょッ? 子供は親の言うことをきくものよン。例えそれが、命を失うことであってもねェ〜」

“ぴしゃんッ”

 キン肉マンデヴィリンスは、頬に痺れるような痛みを感じた。
 いつの間にかキン肉マンルージュはキン肉マンデヴィリンスの目の前にまで移動し、そして頬を叩いた。
 キン肉マンデヴィリンスはにたりと歪んだ笑みを浮かべながら、目の前にいるキン肉マンルージュを睨みつける。

「キャハハハハハハハッ! すごおいィ! 全っ然わかんなかったわン〜、ルージュちゃんが移動したのォ〜! それとデヴィリンスちゃんを殴ったのもねェ〜! あそこまで完璧に気配を消せるなんて、もはや体術の達人クラス……ううん、仙人のレベルだねェ〜!」

 嫌味っぽく、そして余裕たっぷりに笑い上げるキン肉マンデヴィリンスを、キン肉マンルージュは睨みつける。
 しかし、キン肉マンデヴィリンスの姿は無くなっていた。今さっきまで目の前にいたキン肉マンデヴィリンスが、忽然と姿を消した。

「んふふふふふ〜んッ、こっちよん、ルージュちゃン〜」

 キン肉マンルージュはハッとして、後ろを振り返った。
 いつの間に移動したのか、リング中央にキン肉マンデヴィリンスはいた。

「キャハハハハハハハッ! 驚いちゃったァ? 見えなかったでしょ、デヴィリンスちゃんの超々高速移動ゥ〜! ルージュちゃんの気配ゼロ移動も凄いけど、相手が反応できないほどの超々高速移動も凄いでしょォ〜?」

 キン肉マンデヴィリンスは誇らしげに笑い上げながら、会場にいる観客達を見つめ眺めた。

「デヴィリンスちゃんはね〜、人間が大好きなのよン〜。超人に変身してるとはいえ、ルージュちゃんも人間ちゃんなんだよね〜。だから、ルージュちゃんのことも、デヴィリンスちゃんは大好きよン〜」

 キン肉マンデヴィリンスはキャンバス上に、ぺたんとお尻をつけて座った。そして大股を開き、無邪気な笑みを会場に向ける。
 会場にいる観客……特に男性は、どよめきながらもキン肉マンデヴィリンスを凝視する。

「ねえ、男の子たちィ〜。デヴィリンスちゃんの格好、素敵だと思わないィ?」

“………………うん”

 会場にいる男性達は無言ながも、心の中で大きく頷いた。

「んふふふふふ〜んッ、ねえ、みん
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ