第3試合
【第3試合】 VS幼女超人キン肉マンデヴィリンス(1)
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いますですぅ……ミーノにはわかります、キン肉マンルージュ様の……凛香様の気持ちが……ミーノも凛香様と同じで、本当の親を知らないから……捨てられた子供ですから……」
キン肉マンデヴィリンスはにっこりと笑み、キン肉マンルージュに言葉を返す。
「魂がこもっているから何ィ? 人形は人形よン。人形の気持ちィ? 考えたことないわン。プーペーちゃん達がデヴィリンスちゃんの子供だっていうなら〜、お母さんの為に死ねるなんて本望でしょッ? 子供は親の言うことをきくものよン。例えそれが、命を失うことであってもねェ〜」
“ぴしゃんッ”
キン肉マンデヴィリンスは、頬に痺れるような痛みを感じた。
いつの間にかキン肉マンルージュはキン肉マンデヴィリンスの目の前にまで移動し、そして頬を叩いた。
キン肉マンデヴィリンスはにたりと歪んだ笑みを浮かべながら、目の前にいるキン肉マンルージュを睨みつける。
「キャハハハハハハハッ! すごおいィ! 全っ然わかんなかったわン〜、ルージュちゃんが移動したのォ〜! それとデヴィリンスちゃんを殴ったのもねェ〜! あそこまで完璧に気配を消せるなんて、もはや体術の達人クラス……ううん、仙人のレベルだねェ〜!」
嫌味っぽく、そして余裕たっぷりに笑い上げるキン肉マンデヴィリンスを、キン肉マンルージュは睨みつける。
しかし、キン肉マンデヴィリンスの姿は無くなっていた。今さっきまで目の前にいたキン肉マンデヴィリンスが、忽然と姿を消した。
「んふふふふふ〜んッ、こっちよん、ルージュちゃン〜」
キン肉マンルージュはハッとして、後ろを振り返った。
いつの間に移動したのか、リング中央にキン肉マンデヴィリンスはいた。
「キャハハハハハハハッ! 驚いちゃったァ? 見えなかったでしょ、デヴィリンスちゃんの超々高速移動ゥ〜! ルージュちゃんの気配ゼロ移動も凄いけど、相手が反応できないほどの超々高速移動も凄いでしょォ〜?」
キン肉マンデヴィリンスは誇らしげに笑い上げながら、会場にいる観客達を見つめ眺めた。
「デヴィリンスちゃんはね〜、人間が大好きなのよン〜。超人に変身してるとはいえ、ルージュちゃんも人間ちゃんなんだよね〜。だから、ルージュちゃんのことも、デヴィリンスちゃんは大好きよン〜」
キン肉マンデヴィリンスはキャンバス上に、ぺたんとお尻をつけて座った。そして大股を開き、無邪気な笑みを会場に向ける。
会場にいる観客……特に男性は、どよめきながらもキン肉マンデヴィリンスを凝視する。
「ねえ、男の子たちィ〜。デヴィリンスちゃんの格好、素敵だと思わないィ?」
“………………うん”
会場にいる男性達は無言ながも、心の中で大きく頷いた。
「んふふふふふ〜んッ、ねえ、みん
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