第3試合
【第3試合】 VS幼女超人キン肉マンデヴィリンス(1)
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キン肉マンデヴィリンスは挑発するように、パンツを伸ばしたまま腰をふりふりする。
「キャハハハハハハハッ! 出ておいで〜、デヴィリンスちゃんの可愛いプーペーちゃん達ィ〜!」
伸ばされたパンツの中から、突然大量の真っ黒い人形が溢れ飛び出した。まるで間欠泉のように、人形が次から次へと飛び出てくる。
「んふふふふふ〜んッ、さあ、出ちゃいなさ〜いィ! たっぷり出ちゃいなさ〜いィ! んふふふ、んもう、出ちゃうのおォ! たくさん出ちゃうのおォ! あああん、全部出ちゃうううぅぅぅン! たっぷり出ちゃうううン! 出ちゃって、出過ぎちゃって、もう止まらないわンンン!!」
止めども無く出てくる人形に、リング上は溢れかえりそうである。
よく見ると、人形は先程対戦したノワールプペにそっくりであった。
真っ黒で、でたらめな裁縫が施された、不出来な人形達。
「んふふふふふ〜んッ、どうゥ? プーペーちゃんの変わりなんて、こ〜んなにいるのよン。だからね〜、正義超人なんてダメダメちゃんにやられちゃうような落ちこぼれちゃんは、さよならのポイッ! だよォ〜」
すべての人形を出しきったキン肉マンデヴィリンスは、ぱちんと指を鳴らした。すると人形達はのそりと立ち上がり、キン肉マンデヴィリンスのパンツの中へと入っていく。
「んふふふふふ〜んッ、さあ、入っちゃいなさ〜いィ! たっぷり入っちゃいなさ〜いィ! んふふ、んもう、入ってくるのおォ! たくさん入ってくるのおォ! あああん、全部入っちゃうううぅぅぅン! たっぷり入っちゃうううン! 入っちゃって、入り過ぎちゃって、もう止まらないわンンン!!」
キン肉マンデヴィリンスはうっとりとした顔をしながら、人形達をパンツの中に入れていく。
そして全部の人形が入りきると、キン肉マンデヴィリンスは潤んだ目で呆けながら、熱い吐息を漏らした。
「キャハハハハハハハッ! どうゥ? ルージュちゃんッ。 プーペーちゃん達は全部が全部、心臓の代わりとしてデヴィルジュエルが埋め込まれているのォ。つまりプーペーちゃん達はデヴィルジュエル用の変身人形で〜、忠実な下僕ちゃんなのよン」
キン肉マンルージュは、わなわなと肩を震わせる。
「……あんたの作ったプペちゃん達は、全員に魂が込めてあるでしょう? それってもう、立派に命を宿しているってことだよ……それなのに、いらなくなったら捨てちゃうの? 使命が果たせなかったからって見捨てちゃうの? ……どうして? どうしてそんなひどいことができるの? ……作り主であるあんたは、プペちゃん達の気持ち、考えたことあるの?」
ミーノはくぐもった声を漏らすキン肉マンルージュを見て、胸を痛めた。
「怒っていますですぅ……キン肉マンルージュ様が、静かに怒って
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