第3試合
【第3試合】 VS幼女超人キン肉マンデヴィリンス(1)
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した。
『キャハハハハハハハッ! やっぱアキバってサイコーよン! 屍豪鬼ちゃんにアキバで試合するように言っといてよかったわン!』
テレビには大はしゃぎでアキバショッピングを楽しんでいるキン肉マンデヴィリンスが、大写しになっていた。
『突如現れた悪の大幹部、キン肉マンデヴィリンス! 様々なアキバ系グッズを物色しては大興奮し、手当たり次第に買いあさっています!』
実況をしているアナウンサーに、キン肉マンデヴィリンスは身体を寄せる。そして嬉しそうに笑みながら、見せつけるように色っぽく挑発する。
『悪の大幹部? んふふふふふ〜んッ、す・て・き・な・ひ・び・き〜ン! んもう、でちゃいけないものが、いけないところからでてきちゃいそうよン〜』
カメラマンはキン肉マンデヴィリンスの顔をドアップに写した。それに気がついたのか、キン肉マンデヴィリンスはひどく淫靡で艶めかしい顔をして、全国ネットで全国民に見せつける。
『あッ! あれも可愛い〜んッ! ああんッ、それもエロ素敵〜んッ! あはああんッ、これなんて悪魔なデヴィリンスちゃんもびっくりなくらいに、グロすけべプリティでたまんなぁいんッ!』
キン肉マンデヴィリンスは再び買い物に夢中になり、アキバの店々を走り巡る。
「………………」
テレビを見ていた凛香とミーノとマリは、複雑な顔をしながら沈黙してしまった。
「……帰りましょうか」
固まった空気を動かすように、マリは口を開いた。そして3人はアキバをあとにする。
そして住之江幼稚園――
「着いたわよ、ミーノちゃん」
幼稚園の門の前で、ミーノは目を潤ませながら園内を見つめる。
「ここが住之江幼稚園……ミートおにぃちゃんの思い出の場所」
感極まっているミーノの手を、マリは優しく握った。
「さあ、中に入りましょう」
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