第3試合
【第3試合】 VS幼女超人キン肉マンデヴィリンス(1)
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「んもう〜、プーペーちゃんってば、悪魔将軍に変身しといて負けちゃうのォ〜? それって万死に値する痴態よォ〜」
「うえええん、ごめんさあい、デヴィリンスさまあ。ボク、ブザマにも、あんなションベンガキチョージンなんかに、ヤられちゃいましたあ」
上空には真っ黒い革のコスチュームに身を包み込んだ、とても幼い少女が浮いていた。
見た目はミーノと同じくらいの年齢に見えるが、しゃべり口調や仕草、振舞いが、異様なまでに妖しく、艶っぽく、色っぽい。
そうかと思えば、思いきり子供っぽく振舞ったり、ひどく無邪気にはしゃいでみたいりと、子供なのか大人なのかわからない存在である。
少女はノワールプペの顔を優しく抱いて、胸に顔をうずめさせながら、やわらかく頭を撫でてやる。
「キャハハハハハハハッ! みなさん、はじめましてだねェ〜! お名前はキン肉マンデヴィリンスちゃんよォ〜! キン肉星の隠し子、キン肉マンデヴィリンス〜! みんな〜、よろしくちゃんだよォ〜!」
キン肉マンデヴィリンスと名乗った少女は、背中に生えた小さなコウモリ羽をぱたぱたさせ、お尻に生えている短い悪魔尻尾をぴょこぴょこと揺り動かしている。
黒を基調とした革のコスチュームは、きわどいほどに面積の少ないビキニ姿。
指し色に妖しい色調のピンク色を使っていて、それが妙な艶めかしさを生んでいる。
顔は真っ黒い革でできた包帯でぐるぐる巻きにされているが、そこから覗いている片目や口から、中身が美少女であることがうかがい知れる。
そして口元からは、小悪魔を思わせる小さくて可愛いらしいキバが見え隠れしている。
キン肉マンデヴィリンスは包帯の端をひらひらさせながら無邪気に笑い、唇を艶っぽく舐めて見せる。
「え〜っと、キン肉マンルージュちゃんだっけェ? デヴィリンスちゃんが作ったプーペーちゃんをひどい目に合わせた悪い娘ちゃんはァ〜?」
キン肉マンデヴィリンスはゆっくりと下降し、静かにリングに降り立った。
「キン肉マンデヴィリンスちゃんだよォ〜! こう見えても新生d.M.pのナンバー2なんだよォ〜! よろしくね、ルージュちゃんッ!」
キン肉マンデヴィリンスはいつの間にかキン肉マンルージュの目の前にまで移動し、ふよふよと浮いている。
「ルージュちゃんてば、凄い娘ちゃんだねェ〜! 人形とはいえ、悪魔将軍に勝っちゃうなんてェ〜!」
キン肉マンデヴィリンスは胸に抱いているノワールプペを乱暴に掴み上げ、そしてノワールプペの口の中に手を突っ込んだ。
「プペェ! デヴィリンスさまあ! な、なにを?!」
「え〜ッと、どっこかな〜……ん〜、あ、あったあった〜ン」
キン肉マンデヴィリンスは強引にノワールプペの中を探りまくり、ずろぉと真っ黒い宝石
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