第9話
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宵もいい夢が見れそうだ」
「いえ。揚羽様の安眠を阻害するような事に、ならずに済んで良かったです」
我は悠斗の頭を両手で押さえ、唇を重ねる。
「ん・・・ちゅ・・・ちゅぱ・・・く・・ん・・・ちゅ・・・・・ちゅぱ」
我の舌と悠斗の舌が、卑猥な水音を響かせる。
それから暫くの間、我と悠斗は夢中になってキスを続ける。
(悠斗のキスは上手い。最初は我に主導権を与えてくれるが、途中からは我が悠斗の舌に合わせられている。たが、悠斗と繋がっていると思うと、胸の奥が暖かい気持ちに包まれる)
やがて互いの唇が離れる。我は悠斗の頭を解放する。キスの余韻を表すかの様に唾液で出来た、一本の糸が残るが悠斗が指で糸を絡めとる。
我はその指を口に銜える。
「あ、揚羽様?」
「ん・・・ちゅ・・・・・・ちゅぱ・・・・ん・・・く・・ん・・」
我は唾液の糸が付いた指を丁寧に舐める。口で、歯で、舌で、唾液の糸を取る。悠斗の味を最後まで味わい感じる。指に付いていた糸を全て舐めてから指を口から放す。
「ふふ。悠斗よ。美味で有ったぞ」
「ふ。そうでしたか。さあ、寝ましょうか。夜更かしは良くないですからね」
「うむ。そうだな。悠斗よ。愛しておるぞ」
「はい。揚羽様。俺も愛しております」
我は悠斗の腕を枕にして眠るのであった。
揚羽sideout
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