第9話
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しそうに俺が話すのを待っている。
「(仕方ない。適当にゲームとマンガを参考にした話をするか。まあ、捏造だからな。後は適当に濁せばいいかな?)では、1つ話しますか。あれは」
俺は仕方なく今作った過去を話すことを決め、話し始めるのだった。
悠斗sideout
小十郎side
揚羽様とヒューム師匠と共に修行を終えて、紋白様のお部屋で揚羽様と紋白様がお茶を楽しんでいた。そしたら、いきなり悠斗の過去の話を聞くことになった。最初は悩んでいたが悠斗がゆっくりと語りだした。
「あれは・・・そうだな。ドイツで傭兵の仕事を引退して、直ぐの事だった。俺は日本に帰国するつもりだったんだが、ある依頼が舞い込んで来た」
「依頼?」
「ええ。紋白様。アメリカにいる古い友人からでした。今の彼はとある機関で仕事をしていてね。俺がまだ、MITにいた頃に仲良くなった友達がだったんですよ」
懐かしそうに目を細める悠斗。やはり天才と言われても、小さい頃は普通の子供だった様だ。
更に、話を進める。
「で、彼から来た依頼はある米軍特殊部隊が武装決起を起こしたため、鎮圧をする事だったんです」
「ふむ?悠斗。続きを話してくれないか?」
「分かりました。揚羽様。で、その事件にキナ臭い事が絡んでるのは明白だった。そこで、俺に内密に処理して欲しいと依頼が来たんです。莫大な報酬を餌にね。流石に大国の恥を曝す訳にはいかないからと」
「その、友人は余程金持ちなのか?莫大な報酬なぞ、一介の人間に出せるものではないはずだが?」
「ええ。普通なら不可能でしょう。まあ、払ってくれたのは彼ではなく、彼の所属していた組織ですがね」
成る程。確かに普通に働いているなら払えないが、彼のバックにある組織は余程余裕がある組織なのだろう。
更に悠斗は話を続ける。
「で、俺は日本に帰る前に依頼を承諾してアメリカに飛んだんです。で、友人の勤めている会社に行き、彼から話を聞いて調査に向かったんです。無論、簡単な依頼ではないと分かってはいましたがね」
「ほぉ。ならば、実際はどうだったのだ?」
ヒューム師匠が悠斗に問いかける。悠斗はため息を吐いて苦笑いをする。
「ええ。着いて早々に米軍基地に向かいました。そこで潜水艦に乗せられて、潜水艦の中で内容を説明されましたよ。作戦に使用する武器、道具は全て現地調達。何一つ持っていく事は許されませんでした。まあ、迷彩戦闘服は来ていきましたけどね」
「なんと!悠斗を丸腰で送り込んだのか!?」
「はい。紋白様。まあ、それから目的地の島付近で潜水艦から、発信して泳いで島に上陸しました」
悠斗は笑顔で紋白様の問いに答える。
(なんと危険な任務なんだ!悠斗
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