暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
2話:封印せよ、黄金の蹴り
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「ふぃ〜、なんとかなったな」
〈士郎さん達にもバレませんでしたしね〉
あの後、俺達は家に無事につき現在ベットの上。なのはも俺が少しして、あのフェレットを抱えて家に帰ってきた。だが、それを恭也さんや美由紀さんに見つかってしまい、二人に怒られていた。
まぁ結果としては、そのフェレットのおかげでそこまで怒られずに済んだんだが。因にフェレットを見た美由紀さんは。
『かわいい!かわいい、かわいい、かわいいぃぃ!!』
と言ってフェレットの首根っこを掴んで振り回していた。その時はあのフェレットが哀れに思ってしまった。
〈それよりマスター、初戦闘お疲れさまでした〉
「ん?まぁ…な…」
今回の、あの毛むくじゃらのネズミもどきとの戦い。
俺はあのマゼンダ色のラインが入った仮面の男、「仮面ライダーディケイド」に変身して戦った。
『仮面ライダーディケイド』
特撮、仮面ライダーシリーズの一作で、平成仮面ライダーの十作目。
その体には10を意味する『十』や『X』の意匠が取り入れられている。さらに体にはマゼンダや白、黒が入っている。
その能力は、今まで存在していた仮面ライダーに変身することができ、その能力や専用武器を使用することができる。
そんなものに、なぜ俺が変身できるのか。
それは、俺が女神に頼んだ最後のお願い。それは、「戦闘するなら、仮面ライダーに、ディケイドになりたい」とお願いしたのだ。
なぜそんなお願いをしたのか。転生前にその『仮面ライダー』のことについての記憶が残っていたのだ。
まぁ憧れていたのだろう、数少ない記憶に残っていたのだから。
まぁ変身できるのは、そんな理由だ。まぁ当時のディケイドの能力をさらに強化してもらったんだが。
〈マスター、そろそろ寝ないと〉
「あぁ、わかってるよ」
トリスに忠告されて、俺はおとなしく布団に入り眠りについた。
「よし、行くか」
〈今日は私もついていきますよ〉
「え?」
〈昨日の今日ですから、何があるかわかりませんし、用心するにこしたことはないかと〉
「まぁ、そう…だな」
俺がそう答えた瞬間、トリスは光り始め、俺の右手首にくっついた。そして光が晴れると、そこには赤い宝石が埋め込まれたアクセサリーみたいのがあった。
〈これで私は準備オッケーです〉
「ん、それじゃ行くか」
そして朝、なのはと共に学校についた。今日はアリサやすずかとも会わず、教室での挨拶となった。
「おっはよー」
「おーっす」
「なのは、士。昨夜の話、聞いた?」
「ふぇ?昨夜って?」
「確か動物病院で車の事故かなんかがあったらしいっていうやつか?」
「うん、それで
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