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妖刀使いの滅殺者
第6話
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い打ちが裏目に出てしまった。≪DEATH≫は鎌の持ち手をこっちに突き出し、俺の斬撃を受け止めた
この動きが意味するもの、カウンターだ
≪DEATH≫は無機質な笑みを浮かべて鎌を器用に振り、俺の腹めがけて斬撃を繰り出した。が

「カウンターは俺だってできんぞォオ!!」

≪DEATH≫と同じようにして黒印の持ち手で鎌を受ける。すると、紫のライトエフェクトを帯びて、黒印が輝きを放つ。カウンターにカウンター。かなりの集中力とテクニックを必要とする上位の技だが俺はもう慣れたもんだ…
そして、流れるような動きで≪DEATH≫の体を5回に渡り切り裂いた。その姿は、死神さえ恐れる立ち姿だった

「これで終わりだぜ!死神ィ!」

レッドゾーンに突入していた≪DEATH≫の体力をさっきのカウンター≪明鏡止水・歪≫で削りきれた。そう確信をしていた。はずだった…

「ナッ!?」

驚くべきことに≪DEATH≫の体力は綺麗に1残っていた。俺はもう一度切りかかった。その攻撃はぎりぎりのところで肩をえぐれた。のだが、なぜか≪DEATH≫の体力が1より減らなかった

「…チートじゃねぇか」

小さく呟いた。その声が通じたかどうかは定かではないが、≪DEATH≫の顔が笑みに歪んだ

「いいぜ…ピンチこそチャンスだしなッ!!」

第二ラウンド、スタートだ!
地を蹴って「死」との戦いの火蓋が再び切って落とされた
火花のエフェクトを散らせながら激しい攻防が続いた。しかし俺の体力は徐々に減っていき、遂にレッドゾーンに突入した
20分が経過した頃からか、急に≪DEATH≫の動きが遅くなり、弱くなった

―明らかにおかしい。何だ?

弱くなった≪DEATH≫と攻防を続けながら俺は考えた。そして―――

「!!!なるほど…」

閃いた。
20分、弱くなる、遅くなる
この三拍子がそろった時、考えられる事は一つ、俺が持つ最強スキル≪桜火天雷・覇≫だ。このスキルの発動条件は、「鞘から抜いて20分経過後、体力がグリーンゾーンの時」。つまり、今≪DEATH≫から体力を奪い、≪桜火天雷・覇≫を使え。ということだろう

―体力は1から減らないが、斬ると俺の体力は回復するしな

「行くぞ、死神…」

≪DEATH≫も笑ったように見えた
一気に切りつけ、体力をグリーンにして、黒印を構える
黒印の刀身が鮮やかに彩られ、モーションを導き出す。その動きに従い、刃を≪DEATH≫に向ける

「≪桜火天雷・覇≫!!!」

綺麗に一閃が決まり、≪DEATH≫の体は二つに分かれた。そして≪DEATH≫が大きくのけ反り膨大な音を立ててポリゴンとなって爆散した

「俺の…勝ちだ!」

黒印を高く掲げた。その背中はこの世界最強にして、目の
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