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転生とらぶる
コードギアスR1
0148話
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は私が!」

 そしてその代わりという訳でもないだろうが、ガーリオンの懐からギルフォードのグロースターが飛び降り、上空からランスを構えて藤堂へと突き出す。
 それを後退する事で回避した藤堂はその刀でランスを激しい斬り合いを始める。

「今のうちにアクセルと共に政庁へ!」
「この私に、部下を置いて逃げよと言うのか!」
「姫様は生きねばなりません! ユーフェミア様の真実を明らかにする為にも」
「っ!?」
「そう。私は姫様に選ばれた、姫様を守る為の騎士!」

 長物のランスでは月下の持つ刀――制動刃吶喊衝角刀――相手に取り回しで不利だと感じたのか、コックピットブロックの隣に備え付けられていた鞘からメーザーバイブレーションソードを抜き放つ。

「ならばこの場はアクセルと言えども譲れない! 私が、私こそが!」

 お互いに距離を取り、それぞれの剣と刀を構えるグロースターと月下。
 その様子を見ながら、コーネリアは口を開く。

「分かった。命令だ、生きて帰れよ。我が騎士ギルフォード」
「イエス・ユア・ハイネス!」

 コーネリアへと返事をした後、メーザーバイブレーションソードで藤堂の月下へと斬り掛かるギルフォード。瓦礫を足場とし、盾とし、時には罠として制動刃吶喊衝角刀と斬り合っている。

「行けっ、アクセル! 姫様を……任せたぞ!」
「ああ。コーネリアも言ってたが……死ぬなよ」

 再度コーネリアのグロースターを抱き上げ、空中へと移動する。
「コーネリア、少し揺れるが構わないな?」
「フン、私をそこらの女と一緒にしてもらっては困るな」
「それでこそ、だ」

 相変わらずのコーネリアの言葉に思わず笑みを浮かべ、クロノスから伸びているビームガトリング砲の砲身を展開する。

「行き掛けの駄賃にお前等の首を貰って行くぞ。……集中」

 精神コマンドの集中を使い、無頼が集まっている場所へと向かってビームガトリング砲のトリガーを引く。横殴りの雨の如く放たれた多数のビーム弾が十数機の無頼を瞬く間に鉄屑へと変え、周囲にいた黒の騎士団が突然の出来事に思考停止状態へと陥る。これが軍隊と民兵主体のテロリストとの違いだろう。これがブリタニア軍のパイロットならばすぐに次の行動へと移っている。

「アクセル、お前は一体……?」

 コーネリアもほんの数秒で作り出された惨状に驚き以外の声を出せない。

「追求はしないでくれるんだろう?」
「フン、まぁいい。それよりも政庁へ向かってくれ」
「ああ。エキドナ、行くぞ。余り高く飛ぶなよ? ゼロのガウェインに狙い撃ちにされるからな」

 ガウェインのハドロン砲はKMFとしては破格の威力を誇る武器だ。少なくてもガーリオンが直撃を受ければ一撃で破壊される程度には。……ソニッ
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