旧校舎のディアボロス編
駒王学園は変態の集まり・・・みたいな?
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た。
「えっと・・・はじめ・・・まして。アヤカ・フレアドル・・・です。十七歳・・・です」
「はじめまして。シズク・フォン・アライドリアンです。アライドリアンは嫌いなので、シズクって呼んでください。アヤカ共々よろしくお願いします」
おのちょっとsた騒ぎから数分後、僕たちは無事に職員室にたどり着き、教室で自己紹介をしていた。
「あっ、アヤカにシズクじゃん。同じクラスだったんだな!」
その教室にはイッセーと。
「おぃふ!美少女・・・いや、美幼女かッ!美幼女と同じクラスになれるなんて!」
変態二号と。
「うっひょー!幼女激カワ!美男子《イケメン》死ねッ!」
変態三号がいた。
「・・・死ねばいいのに」
ついでに僕はぼそりと毒を吐いておいた。
「えー、二人は兵藤と面識があるみたいだし、アイツの席の近くで・・・」
「結構です」
「え、いや、でも・・・」
「委員長とかに聞くので問題ないです」
「・・・はい。それじゃあ向こうの窓際の席に座ってくれ。前にいる三つ編みのメガネかけてる女子が委員長の桐生だから、何かあったら聞いてくれ」
僕は先生を説得し、なんとか変態の近くでない席を確保する。
まったく、アヤカに変態が写ったらどうするんですか、先生。
「・・・?」
僕の横にいるアヤカは何が起こっているのか理解しておらず、終始不思議そうな顔で僕を見上げていた。
そしてすべての授業を終え、もう放課後になっていた。
あの自己紹介の後は休み時間のたびにクラスメイトに質問され続け、やっと今になってそれを抜け出して学校の外にいた。
「ねえ、アヤカ。今度の試験・・・いや、命令はなんだろうね」
僕は前を・・・ずっと前を向きながら言う。
「わかん・・・ない、けど、多分、すっごく大変・・・かな」
アヤカも僕と同じように前を向きながら言う。
アヤカの表情は沈んできた太陽のせいで分からないが、きっとそれは・・・。
・・・とても、悲しそうなのだろう。
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