旧校舎のディアボロス編
駒王学園は変態の集まり・・・みたいな?
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いい・・・よ、イッセー」
「僕もイッセーって呼んでいいんだよね?」
「おう!よろしくな、アヤカ!・・・とシズク」
なんとも男女差別の激しいイッセーだった。
「ほら、自己紹介はそこまでにして、早くご飯を食べなさい。学校に遅刻するわよ?」
僕たちは母の言葉に返事をし、ご飯を食べて駒王学園に向かった。
そして数分後、今は駒王学園の通学路を歩いていた。
僕たちは周囲から税人の熱愛場面を見つけた新聞社のような目で見られ続けていた。
周囲曰く、なぜ変態の兵藤が美少年と美少女と歩いているんだ。
曰く、変態を美少女が共に歩くなんて考えられない。
曰く、まさかの変態を加えたドロドロ三角関係らしい。
なんとも想像力豊かな少年少女たちだった。
「ねえ、シズク、イッセー・・・わたしたち、なにか・・・おかしい・・・?」
「いや、アヤカはどこもおかしくないからねー。おかしいのは周囲の生徒とイッセーだからねー。気にせず無視して学校に行こうねー」
「シズク、さっきまでと何か変わってないか?いや、確かに周囲もおかしいが」
そしてどうやらイッセーもおかしかった。
そんなところにまた新たな嵐がやってきた。
「いぃぃぃぃぃっせぇぇぇぇぇ!」
「なぁぁぁにてめぇだけ美味しい思いしてんだゴルァァァァァァァッ!」
「うおぉ、松田に元浜!?なんでここにお前らがいんだよ!お前らと合流すんのはもう少し先の道のはずだろ!?」
イッセーは叫びながら走ってきた二人、松田と元浜にアタックされ、驚きながらも疑問を抱く。
それに二人はさも当然かのように
「お前がに少女を毒牙にかけ、一緒に登校をしていると噂がたってたんだよ!」
「で、その噂の美少女は!?」
と言って、周囲を見回す。
そしてアヤカに視線を向ける。
「・・・?シズク、前、見えない・・・よ?」
だがシズクに手で目の辺りを抑えられ、前が見えなくなって周りのことをよくわかってないアヤカ。
それにシズクは見えていないのに微笑み、
「すぐ近くに気持ち悪いものがあったから、それを見ないようにしているだけだよ。
・・・イッセー、僕たちは先に学校ん行ってるから、くれぐれも追ってこないでね♪
さ、アヤカ。このあたりにはまだ気持ち悪いのがあるから、僕が連れて行ってあげるね」
僕はそう言ってアヤカの目を覆い隠しながらもアヤカをお姫様抱っこし、すーっとイッセーの横を通り過ぎていく。
「・・・アイツ、シスコンかなんかだったのか・・・?」
「くっそ〜、アイツ、羨ましいなぁ〜!」
「つーか誰あれ」
「きゃーっ!美少年が美少女をお姫様抱っこ!これは今年のネタに使えそうだわ!」
「あの女の子、羨ましすぎるぅ」
そして何やら嵐の種をばら撒いていたようだっ
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