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その答えを探すため(リリなの×デビサバ2)
第28話 夢魔が飛び、魔猫が舞う(5)
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「さっきぶりねジュンゴっ! さぁ、ずっと一緒だって言ってくれたけど結婚式はどうするっ? キリスト式? 仏前? それとも由緒正しくサバト式?!」

「にゃ、にゃ、にゃにをいきなり言ってんのにゃぁー!」

 唐突な事に目を回す純吾に対して怒涛の如く話しかけるリリー。そんな彼女をいち早くシャムスが慌てて引っぺがした。

「あによ駄猫。今私達今後の人生にとっても関わる事相談してるんだから、少し黙ってなさいよ」

「いやいやいや、にゃにとち狂った事いってんにゃ。リリーはあそこでお尻抱えて跳び回ってる子の魔法にやられたんじゃにゃかったのかにゃ?」

「ん……。リリー、大丈夫?」

 ふくれっ面したリリーに、シャムスが憤然として食って掛かり、やっと自失から立ち直った純吾が起き上がり、ぺたぺたと頬や手に触れて傷を確認した。

「あぁん、ジュンゴったら気が早いんだから♪ え、違う? 仲魔相手にそんな事考えるはずもない?
……うぅ、はい、真面目に答えます。ジュンゴ、私が何に強いか覚えてる?」

 体を張った冗談(半ば以上冗談ですます気はなかったが)を見事にスルーされたリリーが、若干涙目になって純吾に問いかける。それにふむ、と少し考え込む純吾だが、すぐに思い出したのか答えを言った。

「……雷」

「そういう事。あの子が電気を使った攻撃が得意だって知っていたから、それを土壇場で使うようにずーっと挑発しながら戦ってたの。
 で、案の定ここ一番って時にそれを使ってくれたから、油断したところをああやってお仕置きしたってわけ」

 「まぁ、なのちゃんと一緒にやられるとは思ってなかったけどねー」と肩をすくめてリリーが説明を締めくくった。

「あっ、そういえばあの子のお尻すっごいわよ。プリップリのもっちもち! いやぁ若いって素晴らしいわね」

「へっ変態! ここに変態がいるにゃーー!」

……最後の最後に、とんでもない蛇足を付け加えたが。

「リリー、すごい。ジュンゴ、そんな事思いつかなかった」

「んふふ〜でしょでしょ? もっと褒めてくれてもいいのよ♪」

 蛇足の所は無視して、リリーをきらきらと目を輝かせて純吾は見つめる。リリーが今にも高笑いでも始めそうなくらいにそっくり返った。

「……それに」

「ん?」

「リリー、なのは守ってくれた。本当にありがとぅ、リリー」

 仲間の無事な姿を見れた嬉しさからか、それともそれから来る安堵からか。くしゃっと相好を崩し、泣き笑いを我慢するように目を細めて、純吾がリリーに頭を下げた。
 ふんぞり返っていたリリーが、そっと下げた頭を包み込むように抱きしめる。

「バカね。私はジュンゴの仲魔なんだから、ジュンゴの言う事は何だって聞いてあげるものなのよ。そ
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