原作前に小学校に入ろう
そのセリフは危険だッ!いろいろとッ!
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第三十四話 そのセリフは危険だッ!いろいろとッ!
「ったく、肉体言語はヤメロっていつも言ってんだろうが」
数十分後、美愛のオハナシを終え、僕と美愛は部屋に戻ろうとしていた。
「おにぃが悪いんだもん。私は悪くないもん」
「はあ・・・」
さっきからずっとこれの繰り返し・・・。
「っていうかおにぃ、今夜、大丈夫なの?」
「今夜か・・・さすがに危ないかな・・・」
今夜、僕はいつものユメを見る。
そしてユメを見てる最中、自殺を図ろうとする。
「そっか、じゃあなのはたちにお願いしないとね」
僕は短く返事をし、そして自室のドアを開ける。
「おまた・・・」
せ、と言おうとして僕はそこで固まった。
なぜならそこには・・・。
「あはははははっ!ナニコレ!ほんと笑えるー!」
「あ、見てみて!この写真の陽龍くん、可愛いー」
「え?なのはちゃん、どれどれ〜?」
「これ、この写真なの」
「あ、本当に可愛いー」
「くふっ、昔の陽龍、ちっちゃいくせに大人ぶってるー」
「なに?どれだ、アリサ」
「ん、慎吾?これよこれ」
「ぶッ!ホントだ、マジでウケるわー」
なんとも言い難いカオスだった。
あ・・・あぁ・・・。
「アルバム片付けるの忘れてたぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「おにぃ、馬鹿だね」
「うっせーよ、美愛!とか言うより前に取り戻さないと!」
僕はそう言って走り出す。
「おぉぉぉぉまぁぁぁぁぁえぇぇぇぇぇぇらぁぁぁぁぁぁぁッ!」
「!?っぎゃあぁぁぁぁぁぁ!陽龍が襲ってきたぁぁぁぁぁぁ!」
誰がお前なんかを襲うか馬鹿慎吾!
「とりあえず慎吾、お前からだ!」
そして僕は手早く関節を決め、動けないようにして縄で縛り付けてベッドへ放り投げる。
「うわっ、痛い痛い痛い!マジ関節決まってる!ってかこの縄どっから取り出したんだ陽龍!」
どっかの青狸の四次元ポケットからだな、きっと。
「次ハ、誰ダ・・・?」
『すみませんでしたぁぁぁ!』
そう言ってなのはたちは身体を九十度に曲げて謝った。
「さて、しっかり謝ったところで僕からみんなにオハナ・・・じゃなかった。だからそんなにガタガタ震えるな。で、お話なんだが」
「話ってなんだ?あと縄ほどいてくれ、動けない」
「縄外すのはあとな。で話・・・というかお願いなんだけど、ご飯中に話したろ?フラッシュバックのあった日、ユメを見て、自殺をするって。そこでお願いなんだが、できれば一緒に寝て欲しいんだが」
「俺はいいぞー」
やっぱ一筋縄では行かないか・・・って、はい?いい?
「俺らは会って数日だが、もう【親友】だからな」
親友・・・。
「ま、そんなベッドの上で縛られてる姿で言うと
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