第8話
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いのか、避ける様にして空間が空いていた。
「おい!兄ちゃん!人の話をシカトするんじゃねえ!」
「なんだお前は?」
「お前の面が気に入ってな。俺に付いて来な」
「断る。貴様のようなチンピラに構っている暇は無いんでな」
正面のイケメンもどきから嫌な気配がする。てか、顔が気に入ったてなんだよ!?真性のホモか!?付いて行ったら絶対にヤバイ。正確には尻がヤバイ気がする。
俺が拒否を示すと、男は握りこぶしを作った。
「なら!実力でだ!」
そう言って右ストレートを放ってくる。俺はそれを左手で受け止めて、抜けないように掴む。
「な?馬鹿な!?」
「喧嘩を売るなら、相手を選んでから売るんだな」
「なに!?かはぁ・・・」
俺に拳を受け止められて驚いているイケメンもどきに、開いてる右腕で腹に拳を打ち込む。男の体がくの時になり、宙に浮いた。手を放してやると量膝を付いて、腹を押さえて顔面からコンクリートの地面にキスをしにいった。
「て・てめえ!か・必ず・・・・して・・る」
それだけ言って、イケメンもどきは気絶した。
青い制服を着た男性が二人此方にやって来た。
所謂警察官だ。彼等に事情を説明してイケメンもどきを連れて行ってもらった。拘留所で1日頭を冷やしてもらえばいいからな。
予定外な事で時間を取られたが、俺は川神院を目指して再び歩みを進める。
多馬川・山梨、東京、神奈川を流れる一級河川だ。夏には花火大会等も行われる川で、1部では蛍も見れるとのこと。近年は外来種による生態系への影響が心肺されている。パンフレットより抜粋
そんな多馬川に掛かる多馬大橋を渡る。パンフレットよると変態橋とも呼ばれている。
(なんで変態なんだ?そんなに、不審者が多いなら外灯の整備とか警察官の巡回を増やせば良いだろうに)
内心でパンフレットに書かれている事に文句を言いながら、橋を渡り更に歩みを進める。暫く歩いていると、土産物屋が沢山ならんでいる商店街に着いた。
「えーと、此処が仲見世通りか」
パンフレットを確認する。この道を真っ直ぐ歩いて行くと川神院があると書かれている。周りを見ると沢山の観光客で溢れている。
(まあ、此処までくれば迷子にはならないか。丁度目の前に茶屋もあるから、一休みするか)
目の前の看板に小笠原と書かれた茶屋があった。暖簾を潜り中に入る。
「いらしゃいませ!何名様ですか?(あ!かなりのイケメンじゃない!)」
「一人だ」
「かしこまりました。此方にどうぞ。(チャンスね!1人なら観光客かも!なら手を出しても問題ないわね)」
店の中に入ると茶髪のスタイルの良いはっぴを着た女性店員が出迎えてくれた。彼女に案内されて席に着く。お品書きに目を通す。
「
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