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妖刀使いの滅殺者
第5話
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ことは明白だが正直今説明するのは面倒だ。どうやらキリトも同じみたいだ

「いわなきゃ?」

「だめだ!」
「だめよ!」

見事なシンクロありがとうございます

「はぁ…俺のはユニークスキル、妖刀だよ」

ユニークスキル。この世界でたった一人しか扱えない超レアスキルのことを言う。
俺が妖刀に出会ったのはゲーム開始から半年が経ったある日、何時ものようにフィールドで狩りをしていると、赤いローブに身を包んだ謎のモンスターが現れ、戦闘になり、ギリギリのところで勝利してスキル欄を見ると見慣れない二文字が表示されていた。それが「妖刀」だ

「どんな効果なんだ?」

本来ならば、他人のスキルを散策することはマナー、いや、ルール違反なのだが、アスナならば構わん

「筋力度+100、スキル以外で与えたダメージの50%回復、スキルで与えたダメージの60%ダメージ反射、常時ダメージを受ける。まぁ妖刀のスキルはこんなとこだ。後は…まぁ、あれだ」

「最後のほうを濁したってことはまだ何かあるんでしょうけど…それはまだ言えないのね」

察してくれてありがたい
「あれ」。大勢に面と向かって言えるスキルではないから、今はまだ言えない。クラインとキリトは知っていることなのだが、おそらく、アスナは知らないだろう。それにサチもしらない――


「そういえば、常時ダメージって…」

俺の体力の心配をしているのだろうが、問題ない。戦闘回復でなんとかなってる、と言うと納得したようだ

「じゃあ次はキリト君!」

「あーすまん、俺は先帰っていいか?流石に疲れた…」

俺は何とか立ち上がってクライン達に尋ねる。クライン達は快くOKしてくれて、俺はボス部屋から出た。背後からは「へー」とか「キリト君すごぉい」とかが聞こえてくる


―そういや、なにドロップしたのかな?

ボスからドロップしたアイテムを確認するためウィンドウを開いた
アイテムを確認すると、≪謎のミサンガ≫がドロップしていた。効果を確認すると、「消耗し、破損した時、敏捷度+80」と表記されていた

「チート級だな…」

とりあえず足に装備した
ウィンドウを閉じ、転移結晶で帰ろうと思いポケットから取り出す
すると…

「アぁッ!」

いきなり、小さなリス、≪スティール・クリスタル≫が俺の手から転移結晶を奪った。こいつはこの世界に数多く存在する、アイテム泥棒だ

―しくった!早く取り換えさねぇと!

俺は≪スティール・クリスタル≫を追いかけた。幸い、奴の足はそこまで早くなく、俺の敏捷度でもなんとか追いつける、が

「どこに向かってる…?」

明らかにどこかに誘導されている。しかし、転移結晶だけは取り返さなければ…
しばらく鬼ごっこを続け
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