第5話
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けで俺は全てを理解し、キリトを攻撃から守る動きを始めた
「邪魔だぁあ!」
斬馬刀を弾き、右手を一気に切り落とす。その攻撃にクリティカル判定がでて、ガードによって徐々に減っていた体力がフル回復する
「キリの字ィ!まだか!?」
クラインが左手で振られる斬場刀を肩に浴び、体力ゲージがイエローに陥った
「キリト君!急いで!」
「大丈夫!アスナ、スイッチ!」
顔あげたキリトの背には、いつも愛用している片手剣と、もうひとつ白く輝く剣が背負われていた
「レイ!援護!」
「あいよッ!」
クラインとアスナが引き、俺とキリトによるラッシュが始まる
「いくぜ馬頭ぁ」
俺が≪Thegreamyes≫のタゲをとり、キリトに正面を明け渡す
―キリトが二刀流スキルをフルに使うならば、俺も妖刀スキルをフルに使ってやらぁあ!
「キリト!俺の分も残せよ!」
攻撃を受け流しながら、こっちにかけてくるキリトに叫ぶ
「いいぜ!だけど久しぶりのこれだから俺の方が多くもらうぞ!」
俺は微笑を浮かべてキリトにbサインを送る
「はあぁああ!」
「ウオォオオォ!」
俺は黒印で足から腰まで切り上げ、体力をフルに回復する
キリトは、16連撃≪スターバースト・ストリーム≫の発動モーションをシステムに感知させる
二刀流使いは、敏捷度を活かして防御を捨てた完全攻撃特化のスキルを次々に決めていく。途中何度か≪Thegreamyes≫にタゲをとられたが俺の斬撃に翻弄されて、狙いが定まってない。狙いが定まらない攻撃をかわす事など造作もない
「これで!」
「おわりだぁあ!」
キリトの≪スターバースト・ストリーム≫の最後の一撃を放つと同時に俺は、妖刀スキルの最上位で最大の攻撃力を持つ≪桜火天雷・覇≫を放った。≪桜火天雷・覇≫は≪TheGreameyes≫の体を一閃し、体力ゲージを一ドット余さず吹き飛ばした
「があ、あぁあ!」
一瞬、体が硬直し青いポリゴンとなって≪TheGreameyes≫が姿を消し、その場に立っていたのは二本の剣を持つ黒の剣士と、黒い刀身の刀を持った滅殺者の姿だけだった
しかし、それも一瞬ですぐに俺とキリトがその場に座り込んでしまった
「キリト君ッ!」
「キリの字ッ!」
「俺は!?」
誰も俺の事は気にかけてくれず、ボス戦の疲れがどっと溢れだした
それより、ボス戦で死者がでるなど、あってはならない
事が起きてしまった…
「それにしてもキリの字!いまのスキルは何なんだ!?」
「それにしてもレイ君!今のスキル何!?」
アスナとクラインの声で意識が引き戻される
その「いまのスキル」が俺の妖刀とキリトの二刀流の事を指している
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