暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
1話:魔法と破壊者 ザ・ファーストコンタクト
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げな。できるだけ遠くに…」
「で、でも…!」
「もしかして、あなた魔導士ですか!?」
「魔導士かどうかはわかんねぇ…け…ど……」
普通に質問されて普通に答えていると、なのはでも俺でもない声が聞こえていることに気づいた。声の主を探していると……
「あの…聞いてます?」
「…お前なのか…?」
なのはの膝の上にいるイタチのような…いや、これはおそらくフェレットだな。そいつが話しかけてきていた。おいおい、この世界はこんな動物がしゃべれるのかよ……
「あの…!」
「…とにかく、逃げてくれ。ここはなんとか…」
「でも、あれは魔導士じゃないと!」
「…どうしてだ」
「魔導士じゃないと、封印ができないんです!」
「封印?」
俺は聞き慣れない言葉に顔をしかめる。そのとき、またなんか変なのがこっちに突っ込んできた。
「あ、あぶ…」
「大事な話の途中なんだ。邪魔…するなぁぁぁ!!」
「ぐがぁあ!」
その襲ってきた奴を、俺は右のアッパーで吹っ飛ばす。やっぱ戦闘はいい。なんかもやもやしていたのをすっきりさせてくれる。
「ふ、ふぇぇ!?」
「で!その封印ってのは、お前はできるのか?」
「僕にはできないけど、彼女なら…!」
「…わかった。じゃあ、俺が時間を稼ぐから、準備を!」
俺はそう言って毛むくじゃらの何かに向かって走っていく。
〈…いいんですか?あんなのに任せて〉
「いいわけじゃねぇが、やれるんなら、やってもらた方がいい。ていうか、あれはネズミか?」
〈何でしょうね〉
「うがぁああ!」
「うがうが五月蝿ぇんだよ!」
「がぁああ!?」
また突っ込んできた奴を、俺は小ジャンプからの右回し蹴りを放つ。それを食らった毛むくじゃらは、道路でバウンドしながら離れていく。
その瞬間、俺の後ろからピンク色の光が差し込んできた。俺は驚きながら後ろを見ると、ピンク色の固まりがあった。その光が晴れた場所には、白い服に身を包み、杖のようなものを持っているなのはがいた。
「成功だ!」
「へ、へ、ふえぇ!?な、何これ〜!?」
「おいおい、マジかよ……」
なのはの突然の衣装チェンジ。というか、何だあの衣装は。
「っ、きます!」
「あっ!」
さらに突然俺の後ろからネズミもどきが空中を飛ぶ。俺も不意をつかれたから、対応できなかった。そのネズミもどきはなのはに向かっていた。なのはは、驚きのあまり、杖をネズミもどきに向ける。
〈 Protection 〉
すると杖から何やら音声が聞こえ、さらになのはの前にピンク色のバリアみたいなものが現れた。そしてそれがネズミもどきを弾いた。弾かれたネズミもどきの破片がばらまかれ、それが当たって一本の電柱が倒れる。
「ふぇ、ふぇぇ!
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