暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
1話:魔法と破壊者 ザ・ファーストコンタクト
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壊で逃げてます!

「君には、資質がある。お願い、僕に少しだけ、力を貸して!」
「し、資質?力?」

私が抱えていたフェレットが急に話しかけてきた。

「僕はある探し物をする為に、ここではない世界からきました。でも、僕一人の力では思いを遂げられないかもしれない。だから、迷惑だとわかってはいるんですが、資質を持った人に協力してほしくて……」

そこまで言って、フェレットは私の腕から降りる。

「お礼はします。必ずします!僕の持っている力を、あなたに使ってほしいんです!僕の力を…「魔法」の力!」
「ま、魔法…?」

魔法って、あの魔法?よくアニメとかでも出てくる、あの?

「うがぁあああ!」
「っ!?」

そんなことを考えていると、空からさっき襲ってきた毛むくじゃらの生き物(?)が降ってきた。私は急いでフェレットを抱えて、道路の脇に逃げて電柱に背中を預ける。

「お礼は、必ずしますから!」
「お礼とか、そんな場合じゃないでしょう!?」

恐る恐る道の真ん中を見る。そこにはさっきの何かがいて、地面の道路にめり込んでいた。

「うがぁぁ…」
「どうすればいいの!?」
「これを!」

フェレットに言われた通り、くわえていた宝石を手に取ってみると……

「温かい…」
「それを手に、目を閉じて、心を澄まして、僕の言う通りに繰り返して!」

こうなったら、この子の言う通りにするしかない…のかな…?

「いい?行くよ!」
「…うん……!」

「我、指名を受けし者なり」
「…我、指名を受けし、者なり…」

「契約のもと、その力を解き放て」
「えっと…契約のもと、その力を解き放て」

「風は空に、星は天に」
「風は空に、星は天に」

「そして、不屈の心は!」
「そして、不屈の心は…」

「うがああぁぁぁ!!」
「っ!?」

言われた通りに繰り返していたら、毛むくじゃらの何かが地面から抜け出して、私達を襲ってきた。

「し、しまった!危ない!」

気づいたときにはもう、何かが私に向かって突っ込んできていた。私は思わず目を瞑る。

〈 ATACK RIDE・BLAST! 〉

「うがああぁあぁぁ!?」
「……え…?」

でも、私には何も起こらず、代わりにどこからか銃声がして、毛むくじゃらの何かが離れていった。
銃声がした、私の後ろを見ると、そこにはマゼンダ色のラインが入った人がいた。











「ふぅ、間に合ったか」

俺はライドブッカーのガンモードをしまいながら襲われていた人の元に向かう。

(その襲われていた人ってのが、なのはだとは思わなかったけどな…)

「あ、あの…!」
「…嬢ちゃんはここから逃
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