暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
1話:魔法と破壊者 ザ・ファーストコンタクト
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がないとは、どの口が言う訳!」

なのはが変なこと言いそうだったので、俺はデコピンをしてなのはを止めた。しかしなのはの言葉に頭に来たのか、アリサがなのはに飛びかかり、上にまたがりながらなのはの両頬を引っ張り始めた。あまりの痛さに、なのはは若干涙目になっていた。

「だって私文系苦手だし、体育も苦手だし〜!」
「くふ、だはははは!おもしれ〜!」
「ふ、二人ともダメだよ!ねぇ!士君も笑ってないで止めてよ〜!」





その放課後、俺以外の三人は、塾の授業があるということで、俺だけ先に帰ることになった。

「ふぅ〜…」
〈お疲れ様です、マスター〉
「あぁ。まぁ、お疲れと言われるほど疲れてる訳でもないけどな〉

家に戻った俺は、荷物を置き自分の部屋のベットに体を預ける。

[…助けて!]
「っ!今のは…」
〈おそらく念話でしょう。私達以外の誰かが、広範囲に向けた念話です〉
[助けて!]
「…行ってみるか。トリス、場所の特定は?」
〈だいたいですが…〉
「それで十分だ」

俺は急いで支度をし、家を出た。トリスの情報で、公園の中の林にやってきた。

「この辺りか?」
〈おそらくですが…〉

少し周りを探してみたが、異変を感じるようなものはなかった。

「…はずれ、か」
〈いえ、この辺りに魔力の形跡があります。おそらく、念話を使って助けを求めた者が何者かと魔力で衝突したのだと思われます〉
「ん〜」

そのとき、俺のポケットに入っている携帯が鳴った。見ると、なのはからのメールだった。

「なのはからか。え〜っと、なになに…」


【士君へ
  実はさっき、塾に行く途中林の中で怪我をしたフェレットを見つけたの!とっても弱ってて、私達の中でそのフェレットを飼えるかどうか相談してるんだけど……
  お父さん達に相談する為に、協力してくれないかな?
 なのはより】


「フェレット、ねぇ…」

俺はそのメールを見て、返信を書き始める。


【なのはへ
  了解。なんとかしよう。
 士より】


「これで…よし」
〈マスターも相変わらず、なのはさん達のメールにはしっかり対応するんですね〉
「ほっとけ」

俺は短くそう書き、送信ボタンを押した。

〈マスター、なのはさんが言っていた「林」とはもしや…〉
「あぁ、もしかしたらここのことかもしれないな」

トリスの言葉に俺はうなずく。
その後、何もなかったことを確認した後、すぐに家に帰った。

そして夕飯のとき……

「という訳で、そのフェレットさんをしばらく家で預かれないかな〜って…」
「フェレットか〜。…所でなんだ?フェレットって」

なのはの頼みに、逆に質問する士郎さん。その言葉に
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