暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
1話:魔法と破壊者 ザ・ファーストコンタクト
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じゃねぇか!』
二人は俺の質問に同じように答え、お互いを指差した。
それで、改めて詳しく話を聞いた。
なのは曰く、アリサがすずかをいじめているように見えて、それを止めるために動いた、と。
アリサ曰く、元々はすずかと話のきっかけを作る為に、すずかのヘアバンドを取った、と。
すずかもアリサに、それは大切なものだから返してほしいことをちゃんと言えなかった、と自分で反省しているようで。まぁそれも一理あるんだが。
結局のところ、今回のことはちょっとした行き違いだったのだ。
それがわかったら後は速かった。なのはとアリサは、お互いに勘違いをしていたことを認め、謝罪。アリサはすずかにも謝罪し、みんな仲良く仲直り、めでたしめでたし、となった。
そしてこの喧嘩をきっかけに、三人は友達として付き合いだし、なのはとの
つながりで、よく俺も巻き込まれてたりするのだ。
「士、何ボ〜ッとしてるのよ」
「んぁ?あぁ悪い悪い、少し考え事をな」
とにかく、俺達の馴れ始めはそんなだった。まぁなんだかんだ言っても、俺もこいつらといるのを楽しんでいるんだがな。
「ふぁ〜…眠ぃ…」
「も〜、士君はしっかり寝てるのになんであくびするの?」
「退屈なんだよ。小学校の授業なんか」
んで、所変わって学校の屋上。現在は昼休み。いつもの四人で弁当を食べる為に来ていた。
「にしても…将来、かぁ…。アリサちゃんとすずかちゃんは、もう結構決まってるんだよね?」
「家はお父さんもお母さんも会社経営だし、いっぱい勉強して、ちゃんと後を継がなきゃ、ぐらいだけど」
「私は機械系が好きだから、工学系で専門職がいいなと思ってるけど」
「そっかぁ…。因に、士君は?」
なのははアリサやすずかの将来のことを聞いて、今度は俺に振ってきた。
「平凡な小学生の俺は、アリサみたいな家柄でもねぇから、全然決めてねぇよ。だた……」
「ただ?」
「…人を守れる仕事、てぇのに興味があってな」
「人を守れる仕事?警察とか、消防士とか?」
「まぁ、そんなもんかな。まぁ何になるってのは、完全に決まってねぇけど」
「ふ〜ん…」
「そう言えばなのはちゃんは?」
「やっぱ喫茶『翠屋』の二代目じゃないの」
「う〜ん、それも、将来のヴィジョンの一つだと思うけど…」
すずかとアリサに聞かれ、言葉が詰まるなのは。その顔は少し落ち込んでいるような感じがした。
「やりたいことは、何かあるような気がするんだけど、まだそれが何なのか、はっきりしないんだ。私、特技も取り柄も(ベシッ)いたっ!…士君?」
「アホ。小学生で取り柄云々言ってんじゃねぇよ。人生まだまだこれからなんだぜ」
「そうだぞ!あんた私より理数系いいくせに、それで取り柄
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