第二章 A's編
第五十八話 『外伝6 八神家での御食事会』
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から言い返せません。
「…あの、セイバーさん」
「なんですか、フェイト…?」
「また後の機会でいいですから私にも稽古をつけてもらっていいですか? シホを圧倒するセイバーさんに私の今の全力を見てもらいたいんです」
「ふふ、わかりました。シグナムとも約束していることですし一緒に受けて立ちますよ」
「ありがとうございます!」
「構いません。しかし、シホはナノハとフェイトにかなり慕われているのですね」
うん。セイバーさんの言葉で私は頷きながらも、
「シホちゃんは私に戦いの基礎を一から叩き込んでくれたんです! だから私のお師匠さんなんです!」
「私も…シホにうまい戦い方を教えてもらってシグナムと対等に戦えるようにしてもらいました」
「そうなのですか…シホは、あなた達の役に立ちましたか?」
セイバーさんがそう聞いてきたので元気よく「はい!」とフェイトちゃんと一緒に答えました。
それにセイバーさんは満足そうな笑みを浮かべて、
「やはりシホは成長しましたね。
…自己を犠牲にした戦い方を二人には教えずまっとうな戦いをできるようにまで強く成長させたのですから」
「ありがとうセイバー。それでだけどちょっといい?」
「なんですか、シホ…?」
「私、リンディさんに腕を買われて戦技教導官の道になのはと一緒に誘われているの。それでもしよかったらだけど一緒に手伝ってもらっていいかな?
私は今まで培ってきた経験しか教えることができないけどセイバーがいれば私も頑張れると思うのよ」
シホちゃんの言葉にセイバーさんはまた笑みを浮かべながら、
「お任せ下さい、シホ。私はあなたの剣です。だからどこまでもついていきます」
「ありがとう…」
シホちゃんがセイバーさんに感謝の言葉を述べているのを黙って聞いていました。
それでしばらくして私はある話を切り出しました。
「シホちゃん、ちょっといい?」
「なに、なのは?」
「これからはやてちゃんの家で昼食を一緒に作って食べる話があるんだけどシホちゃんとセイバーさんもいく?」
「大丈夫よ」
「構いません」
「よし! それじゃ二人共着替えて食材を買いに行こう!」
「ええ。それじゃ私の解析魔術でとっておきの食材を買い揃えてみせるわ」
「…シホ、あなたはまだ魔術をそんな事に使っていたのですか? リンが知ったら怒りますよ…?」
「あ、あはは…いいじゃない。それくらい」
それでシホちゃんがバツが悪そうな顔になってセイバーさんに言い訳をしていた。
またシホちゃんの新たな一面を垣間見た瞬間だった。
◆◇―――――――――◇◆
色々と食材を購入してはやてちゃんの家に向かっています。
ちなみにセイバーさんの服装は白いブラウスに群青のスカートという金髪碧眼の
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