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スーパーヒーロー戦記
第59話 凶悪犯、その名はヴォルケンリッター!?
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アタッチメントが半月状の刃へと変えたライダーマンが切りかかってきた。
 上空から飛翔して急降下の威力を上乗せにしてやってきたのだ。

「ぐっ!」

 横に飛びのきそれを回避する。しかしその直後に飛んできたのはV3のキックであった。
 光太郎の体がくの字に曲がる。力はほぼこちらと同等であった。
 だが、戦闘の錬度が違う。相手の方が明らかに場慣れしているのだ。
 それに比べて光太郎は戦闘経験が浅い。此処に来てそれが裏目に出てしまった。
 更に、二対一と言う過酷な戦いを強いられる事となったのだから手に負える状況ではないのは確実でもあった。




 二対一はこちらも同じであった。
 グレンダイザーの前にはグレートマジンガーとゲッタードラゴンが居る。それぞれ得物を持っている。
 グレートは諸刃の長剣、ゲッタードラゴンは両刃の斧だった。
 グレンダイザーも半月状の武器ダブルハーケンを装備しているがそれでも一人でこの二人を相手にするのは厳しい。

「待ってくれ!僕達は君達と同じこの世界を守る者達なんだ! それなのに何故……」
「言い訳は地獄に言ってからしな!」

 大介の言い分を跳ね除け。グレートの両の角が激しくスパークする。サンダーブレークを放つつもりだ。
 グレンダイザーも自身の両の角をスパークさせる。サンダーブレークに対抗し得る武器はスペースサンダーしかない。
 互いのスパークが放たれて宙空で激突した。その際に激しい閃光がほとばしる。思わず目がくらむ大介。その直後、激しい振動が伝わる。見ればゲッターのダブルトマホークがダイザーの首筋にぶつかっていたのだ。
 幸い傷は浅い方だったがそれでもこの二体の連携にはまず手を焼く羽目になる。

「待ちやがれ!」

 其処へ怒号を張り上げながら甲児の操るTFOがやってくる。その声を聞き、ドラゴンの首がTFOに向けられる。

「その声は、甲児君か?」
「リョウ君、一体何の真似だ! 何で俺達に敵対するんだよ!」

 甲児が竜馬に問いつけた。話の分かる人間だと信じたい。出来れば、こんな誤解から生じた戦いを一刻も早く終わらせたい。
 そう思っていたのだ。
 だが――

「甲児君、君は何故こんな奴等のところに居るんだ! 彼等は俺達の仲間を殺した殺人鬼達なんだぞ!」
「何言ってんだ! シグナムさん達が人殺しする訳ねぇだろう! 寝ぼけた事言ってるんじゃねぇよ!」
「甲児君、話しても駄目なら力付くでも――」

 ゲッターの手がTFOに伸びる。だが、その手をグレンダイザーが遮った。

「止めろ! 甲児君に手を出すなら僕が相手になる!」
「ならば、望み通り相手をしてやる!」
「手を貸すぜ、リョウ君!」

 再び二対一の戦いとなった。TFOも援護はしてくれ
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