第58話 最強タッグ! 宇宙怪獣をぶっとばせ
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しく、中の機械部分がむき出しであったのだ。
「そうか、奴の弱点が分かったぞ! あの鎌がついてる付け根を狙うんだ!」
「成る程、それなら奴を倒せるな!」
以下に外面が頑強でも内面は脆い。其処に皆は賭けた。一斉に付け根に向かい攻撃を集中させる。
ギルギルガンがもがき苦しみだした。
良いぞ、効いている!
誰もが実感した。此処を攻めれば勝てると。
溜まらずギルギルガンがもう片方の鎌を取り外して投げつけた。放射線状に居た者達はすぐさま回避する。無論、それは彼等にとって願っても無い事態であった。弱点がもう一つ増えたのだ。
「よし、時間を掛けるな! 一気に畳み掛けろ!」
鉄也の号令を合図にそれぞれが攻撃を仕掛けた。
まず、ユーノとアルフがバインドで動きを止め、其処へグレートのサンダーブレーク、ゲッターロボGのゲッタービーム、クロノのブレイズキャノンが一斉に付け根に向かい放たれた。
三色のエネルギーがギルギルガンの中に入って行く。出口が無く、体の中でのた打ち回るエネルギーがギルギルガンの体内を破壊しつくして行く。
そして、遂にその時は訪れた。
「おぉ!」
隼人が声を挙げる。目の前でギルギルガンが大爆発を起こしたのだ。もう目の前にあるのはギルギルガンではない。只の残骸であった。
「やったぜぃ! ざまぁみやがれ!」
勝利を確信したのか、弁慶が騒ぐ。彼も嬉しかったのだろう。それは皆同じ気持ちでもあった。
だが、そんな気持ちを打ち砕くかのように突如通信が入ってきた。
『こちら風見志郎。聞こえるか?』
「こちら鉄也だ、どうした?」
送ってきたのは風見であった。その顔には焦りの色が見える。一体何があったのだろうか?
『すぐにアースラに戻ってきてくれ。大変な事態が起こったんだ。ミサトさんが……ミサトさんが何者かにやられたんだ!』
「な、なんですって!」
いの一番に声を挙げたのはクロノだった。それは、彼にとって最も望まない一瞬でもあったのだ。
つづく
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